街中に現れたゾンビたちの声。「食肉なんてオレたちがすることだ」
毎回、過激な手法で賛否両論の物議を醸すPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)。今回は、シドニーのケンタッキーフライドチキン前の路上で、動物愛護への問題提起を投げかけるパフォーマンスを行ったようだ。
拷問された死体を食べる
それはホラー映画のようなもの
PETAのキャンペーン・アソシエートディレクターを務めるAshley Frunoの主張は、次の通り。
「オーストラリアでは、毎年、5億頭以上の鷄、豚、牛、羊が殺されている。動物たちは、逆さに吊り下げられ、まだ意識がある間に喉を掻き切られることもある。拷問された犠牲者の死体を食べることはホラー映画のようなものだ」
つまり、鷄肉を扱うKFCもしかりということで、 ゾンビに扮した活動家が食肉に対する抗議活動を行った。 その場所は、ビジネスマンや観光客で賑わうジョージストリート。狙い通りに、多くの人の目に触れたようだ。
彼らのTシャツやプラカードには、FLESH IS FOR ZOMBI. GO VEGAN(食肉はゾンビのためにある。ヴィーガンになろう)」と書かれている。ヴィーガンとは、完全菜食主義者のことで、乳製品や卵や魚も口にしないことが特徴。
しかしながら、世界最大の肉の消費国であるオーストラリアで、一体、どれほどの人間がこのメッセージを真摯に受け止めるのかは疑問ではあるのだが。
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