今ウルチロ3街で「最高にヒップなバー」は、この3軒だ!

明洞から徒歩15分程にある「ウルチロ3街(乙支路3街)」。元々は印刷所などの多いエリアで、ブルーカラーが集まる飲み屋街だった。ところが、経営破綻により廃墟ビルが増え、今は閑散としている。

そんなところに目をつけたのが次世代を担う若者だ。格安でバーやカフェをオープンできるため、自分たちのやりたいことを好きにやっている。「HIPチロ」とも呼ばれ、めちゃくちゃクールなのだ!

まだ日本ではあまり紹介されていないが、ソウルの最前線はここにある──。

今回は紹介するのは「これぞHIPチロ!な3軒」だ。

【1/10  십분의일】

店名の「1/10」は、10人のクリエイターがオープンしたことから。彼らが作業している真横でワインを楽しめる……ってことはないけど、資料が散乱している作業場でお酒を飲むのは新鮮だ。

外観からは想像できないくらいに店内が明るく、アップテンポな音楽が流れていて、会話がよく弾む。お酒の味を楽しむというよりは、雰囲気を楽しむくらいがちょうどいい。お客さんの8割は若い女の子で、その理由もなんとなく分かる。

ただし、バーの目の前にある道が小さすぎてマップに表示されないため、実際に足を運ぶ時は要注意。

 

 

【취향로3가】

雨が降る水曜日の20時頃でも、2フロアあるこのバーは満席になる。キャンドルが灯されているだけの上階は雰囲気がいいけど、そこに通されるかどうかは運次第。店員さんは「平日でも19時〜21時くらいは混むんですよね」と言うので、少し時間をズラして行くのがオススメ。

下階はおばあちゃんの家のリビングっぽい。古臭いのではなく、ホッとする感じ。提供されているアルコールはトレンドを感じるカクテルばかり。このギャップがGOOD。

中でもキューカンバージントニックが人気だそうで、オーダーしてみると後味がすっきりしていて、何杯でもいける。ワイワイ盛り上がる、というよりも、会話を楽しみながらゆったりと過ごしたいお店だ。

 

 

【Bar 302호】

お店の中は「コ」の字型のカウンターになっていて、隣の人とのスペースはほとんどない(……から、写真がほとんど撮れなかった)。知らない人の隣になるのはちょっと気がひけるけど、この密着度はデートにピッタリ。

10人ちょっとしかお客さんが入れない店内には、バーテンダーが4人もいる。彼らとのコミュニケーションを楽しみにきている人が多いようだ。狭い空間でいくつもの会話が飛び交う。

青い炎で燃えるチーズ(?)が看板メニューのようだけど、みんなが頼むので、すぐに売り切れてしまうとのこと。

ちなみに、同じビルの4階に和風バーがあり、そちらも「HIPチロ」として有名なので、ぜひ2軒目として足を運んでほしい。

 

 

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。