この世から消える可能性のある「色」のペンキ

国連の調査によると「数十年後までに約100万種類の動植物が絶滅の危機にさらされる可能性がある」とのこと。

そんな未来を少しでも変えるために、フィンランドの塗料メーカー「Tikkurila」が「Endangered Colors collection」というペンキを発表。それぞれが絶滅危惧種に指定されている動物を象徴する色となっている。

色は、シベリアトラのオレンジやレッサーパンダの赤を含む9色展開。2020年に販売予定となっており、値段は明らかになっていないが、ペンキがひとつ売れるごとに1ユーロを自然保護団体に寄付するという。

Tikkurilaは「私たちはビルや家具を補修するためのペンキを提供するように心がけてきましたが、今回はその対象が動物です」と説明している。彼らが掲げる使命に即した素晴らしい取り組みといえよう。

Top image: © Tikkurila
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。