絶滅危惧種の「ヤモリ」が5年間で個体数80%増加!

2005年に存在が確認され、瞬く間にエキゾチックアニマル愛好家の注目の的になった「ダウディンイロワケヤモリ(Gonatodes daudini)」。

カリブ海の南東部に位置するセントビンセント及びグレナディーン諸島に生息する非常に小さいヤモリで、胴体に宝石のような模様があるのが最大の特徴だ。

「ダウディンイロワケヤモリ」は、2017年の調査では、東カリブ海からもっとも取引される爬虫類であることが明らかになっている。その影響によって野生個体数は5分の1にまで減少。絶滅してしまう恐れがあったため、今では政府と環境団体の保護下に置かれている。

そんななか、この絶滅危惧種の個体数に関する朗報が発表された。

2018年に約1万匹だった個体数が、保護活動のおかげで現在は約1万8000匹まで増加しているとのこと。つまり、5年間で80%も個体数が増えたのだ。

絶滅危惧種の話となると、個体数が減ったという内容が多いが、今回はそれの逆。しっかりと政府や環境団体、市民たちが協力すれば、絶滅危惧種を保護できると証明してくれた、社会が明るくなるニュースだろう。

Top image: © reptiles4all/Shutterstock.com
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