「絶滅危惧言語」を保存する「Google」の新アプリがすごい!
現在、世界には7000以上の言語が存在するとされているが、そのうち3000近くが消滅の危機にあるそう。実際には、平均して14日に1つの言語が消滅していると推定されているようだ。
そんな問題を受けて、米「Google」は、消滅の可能性がある少数言語の保護を目的にした写真翻訳プラットフォーム「Woolaroo」を開発。
iOSとAndroid向けアプリの「Google Arts & Culture」にて利用できる同機能は、画像認識技術と機械学習を軸とした内容。
ユーザーがカメラで物体をとらえると、その画像をAIが認識し、設定した少数言語で発音してくれるという。
同機能は現在、マオリ語、東欧ユダヤ人が使用していたイディッシュ語、オーストラリア先住民のユガンべ語を含んだ、10の言語で利用が可能。
また「Woolaroo」はオープンソースとなっており、ユーザーが未登録の言葉や発音を追加したり、間違った情報を修正することもできるのだとか。
つまり、現代技術を利用した“アップデート可能な言語辞典”といったところだろうか。
この功績はきっと、遠い未来に大きな遺産になっているに違いない。
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