「沖縄発」のエアラインが脱プラ対策で「木のストロー」を導入

「廃プラスチック問題」に配慮した、航空業界では世界初の取り組みが始まった。

日本トランスオーシャン航空(JTA)は、10月1日から「那覇発福岡行き」の便でプラスチック製ストローの代替品として「木のストロー」の提供を始めた。

製作本数が限られていることから、1日6便、クラスJシートのお客限定の機内サービスとしてスタート。ストローの材料には、主に日本国産間伐材が用いられており、現在はトドマツや杉を使用している。

同社は、1967年に島と島を繋ぐ定期航空路線として運航を開始。今回の環境に配慮したサービスは、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた試みだ。

2020年以降は「沖縄県産の木」を用いることを目指しており、地域の森林保全と林業の活発化への貢献も目標として掲げている。

大手ファストフード店など、脱プラ対策では「紙製」の使用が多く見られるが、ここでは「木製」。機内だけでなく、持ち帰って何度でも使えるという点も“持続可能な”取り組みということなのだろう。

Top image: © 2019 日本トランスオーシャン航空
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