コーヒーかす、米のもみ殻、海藻からできた「機内食トレイ」

空の上でもサステイナブルな社会実現に向けた動きが活発化している。

ここに紹介するのは機内食専用のトレイで、エアラインのキャビンインテリアを手がける、ロンドンのデザインスタジオ「Priestmangoode」によるもの。従来の機内食のイメージを覆すデザインもさることながら、プラスチック廃棄物削減のため、天然素材を原料とする生分解性の素材を用いたところに意味がある。

同社いわく、一度の長距離フライトで一人当たり平均して約500gのプラスチック廃棄物が出るという。そこに着目したのがこのトレイとコンポーネントだ。どれも堆肥化可能な天然素材。材質はコーヒーかす、米のもみ殻、海藻類。カトラリーはココナッツの実から削り出したもの。

企画段階のためコスト感は不明だが、プラスチック製の味気ない食器や乱雑に包まれたアルミホイルを目にするよりも、なんだかワクワクしてくるのは気のせいではないはずだ。

©2019 PriestmanGoode
Top image: © 2019 PriestmanGoode
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