フロリダの男……「フロリダマン」はクレージーです!――ベンのトピックス

みなさん、ベンのトピックスにおかえりなさい!

さて、アメリカの州ってすべて言えますか?
高校でアメリカの政治を勉強してたベンはもちろん……言えません。ところで、日本の県やイギリスのカウンティにあるみたいに、アメリカの州にも“ステレオタイプ”があるんです。アメリカ人に聞いてみたら、とくにアラバマ州、カリフォルニア州、テキサス州などは絶対的なイメージがあるそうです。

そして、フロリダ州の場合は、オレンジジュース、老人、ワニ、トランプ大統領のリゾートMar-a-lagoといった感じ。だけど、そのどれよりも、いまフロリダ州から連想されるのが……「フロリダマン」です!

フロリダマンって?

「フロリダマン」はスーパーヒーローとかじゃなくて、アメリカのインターネット・ミーム。

アメリカのニュースや新聞では、「フロリダマン(フロリダ州の男)が……」で始まるヘッドラインをチェックすると、フロリダ州の男たちがありえない可笑しいことをやっています。

例えば「フロリダマンが自分の犬が運転した車に轢かれた」とか「フロリダマンが友達と遊ぶために刑務所に侵入しました」とか。そんな記事を読めば、フロリダって一体どんなところ?って思うでしょ。

オンラインでフロリダマン・チャレンジというものもあります。自分の誕生日の日付と「Florida Man」って検索すれば、その結果はゼッタイ面白いです!

僕の誕生日で検索したところ「フロリダマンはプライドを表現するために、30メートルの井戸を降りました……はしごを忘れて」という記事が出てきました。これを読んだときは爆笑しました!

つまり、ほぼ365日、フロリダマンのヘンテコなニュースがあるというわけなんです。

フロリダマン誕生の背景には、州法があります

フロリダ州はクレージーなホットスポットなんでしょうか?

答えは複雑ですが、そもそもフロリダマンの記事が生まれてしまう理由があって、それはフロリダの州法にあります。

フロリダの州法では、犯罪者や容疑者の名前を公開するのは難しいんです。そのせいで何か事件があった時、メディアでは「フロリダマン」を使用したタイトルが多くなってしまうんです。そして、インターネット・ミームになったことで「フロリダマン」の記事は人の関心を寄せやすく、閲覧数を増やすのにも有効になっています。

だけど、僕は個人的にフロリダ州出身の友人に聞きました。彼によると「フロリダマン」がこんなにも流行った理由は、州法でもなんでもなく、「フロリダ州には本当にクレージーな人が多いから」だそうです(苦笑)。まあ、彼もかなりクレージーな男だから僕は信頼しますよ。

みなさん、自分の誕生日とあわせて検索をしてみてください。きっと日本ではなかなか出合えないような、クレイジーな事件やストーリーが見つかります。

Top image: © iStock.com/Ingo Dörenberg
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