イギリスの食事は不味くないよ!――ベンのトピックス

僕が生まれた国のイメージを日本人に聞いてみると「英国紳士」「エリザベス女王」といった回答のほかに、しばしば「ご飯がまずい」と返ってきます。正直、これには毎回驚かされます。

なにも僕はイギリス料理が世界で一番美味しいとは思っていません。だけど、僕はこれまでに行った国や都市で、もっともっと不味い料理を出されたことが何度もあります。

だから、今回は僕はイギリスの朝食を紹介したいと思います。まったく高級なものではありません。本当に僕がロンドンにいる間、日常的に食べているメニューです。この記事で僕はイギリスの食へのポジティブなイメージを持ってもらいたい!

「イングリッシュ・ブレックファースト」
このメニューは、食材選びが大事です

イングリッシュ・ブレックファーストはイギリス国外でもよく知られたメニューです。

一般的にソーセージ、ベーコン、マッシュルーム、卵、トースト、ハインツのベイクドビーンズ(トマトソースで煮た白インゲン豆)、そしてブラックプディング(豚の血のソーセージ)が盛られています。僕はこのメニューが好きで、自宅で作る時にはできるかぎり新鮮な食材を使って作ることにしています。

まずはソーセージ。日本のスーパーやお肉屋さんに比べて、イギリスでは種類が豊富です。どれもさまざまなスパイスが使われていて、とても美味しい。
 
次にベーコンです。イギリスのオーガニック豚は世界屈指の美味しさで、ベーコン用の特別な品種が育てられています。その味は推して知るべしです。

日本と同様にイギリスにもいろんな種類のマッシュルーム(編注:英語ではきのこ全般をマッシュルームと言います)がありますが、僕は大ぶりのポートベロマッシュルームを使います。これをグリルで焼くと、香り高い風味が味わえます。

そして、新鮮な卵を買うことも忘れてはいけません!ソーセージやベーコンと一緒に焼くフライドエッグは卵の質が重要です。

ブラックプディングは日本ではなかなか見かけませんね。クセがあるしょっぱい味は一度ハマるとやめられません。

温めたベイクドビーンズを敷いたお皿にこれらを盛り付ければ、イングリッシュ・ブレックファーストの完成です。

調理方法としてはシンプルなだけに、食材選びが大事。だから自分で作ったり、いいレストランで食べないと、ただいろいろと組み合わせただけ料理になってしまうのです。

「ドーセット・シリアルズのミューズリー」
日本でも簡単に手に入ります!

好物とはいえ僕も毎朝イングリッシュ・ブレックファーストを食べたいとは思っていません(笑)。日本人が毎日焼き魚と味噌汁を食べないのと同じです。

20〜30代のイギリス人は朝食にシリアルを選ぶ人が増えています。僕もポリッジ(オートミール)が好きでよく食べます。シリアルをイギリス料理とするのは、かなり間違っていますが、イギリスメーカーによるオススメがあるので紹介させてください。

それはドーセット・シリアルズ社のミューズリーです。これは僕の父のお気に入りでもあります(ドーセットは彼の出身地です)。健康志向のトレンドのなかで、ミューズリーは日本でもいろんな種類が発売されていますが、ナッツや植物のタネ、ドライフルーツがよくブレンドされていて、味もいいです。

日本でも都市部の輸入品コーナーでは販売していますし(僕は東京と大阪と京都で見たことがあります!)、日本のAmazonでも購入できます。1箱あたり約800円。イギリスのシリアルの美味しさを代表する商品なので、ぜひ試してみてもらいたいです。

種類はたくさんありますが、個人的には「クランベリー・チェリー&アーモンド」を推します!

最後に、もう一度だけ言わせて!

この記事では代表的なイングリッシュ・ブレックファーストと手軽なシリアルを紹介しましたが、イギリスの味は、まだまだ他にたくさんあるし、まったく悪くありません!きっと日本人の口にも合うはずですよ。

Top image: © iStock.com/haoliang

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