英国プレミア・リーグの「トップ6」より「トップ7」?──ベンのトピックス

英国プレミア・リーグの「トップ6」より「トップ7」?──ベンのトピックス

イングランド、プレミア・リーグといえば、マンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシー、そしてアーセナルとトッテナムしか思い出せない人が多い。いわば「トップ6」ってことです。

2000年代に入ってからの「トップ6」の優位は(レスターがプレミア・リーグ優勝をした15-16年のシーズン以外)一度も崩されていません。その点で、Jリーグはオープンになっていて面白いと思う。

実は、ベンはプレミアリーグで2つのチームを応援しています。ベンが生まれた、北ロンドンのハイゲートはアーセナルのスグ近く。

でも“ルーツ”を辿ると、お父さんはボーンマスって言う南海岸に位置してる街で生まれています。ボーンマスは観光地として有名だけど、ロンドンとマンチェスターと全然違って大都市じゃないし、規模の小さな街です。

お父さんの幼い頃は、お小遣いがそんなになくてもお爺さんと毎週サッカーを観に行っていたらしいです。毎週、お父さんはちっちゃなスタジアムで、成功とは縁のなかったローカルチーム、AFCボーンマスを応援するのが、幼かったお父さんのパッションでした。

お父さんは、当然のようにW杯で優勝したイングランド代表のキャプテン、ボビー・ムーアの大ファンだったけど、“マイヒーロー”となると、AFCボーンマスのテッド・マクドゥーガル(日本のウィキペディアにでてこないくらいの人気選手……)でした。

ベンも子どもの頃は、お爺さんと、お父さんと毎年AFCボーンマスの試合を観に行ってました。それに、僕やお父さんがいなくても、お爺さんは毎週スタジアムへ通ってました。何百人ものファン(大体みんなベンのお爺さんと仲が良い)が熱烈な声援を送るAFCボーンマスのことを、「このヒドいチームはなんなんだ!?どこが特別なの?」と僕はずっと思ってました。

そのうち、AFCボーンマスは成績も経営もどんどん悪くなって、クラブとして存在できないくらいの状態になった。

同時に、ベンのお婆さん(お父さんのお母さん)の健康も悪くなった。

お婆さんが亡くなった後、お爺さんは人生の一部を失ってしまってようで、80代まで毎週サッカーの試合に通っていたはずのお爺さんが、シーズンチケットも買うのをもうやめようと考えるようになりました。

でも、ベンのお父さんははっきり「NO」と言ったんです。お父さんとお爺さんにとっての絆は 、その“ヒドいチーム” にあったから。

これまでの人生と絆を守りたいーー

そう思ったお父さん。それからというもの、子どもの頃みたいにお爺さんとAFCボーンマスの試合を観によく行くようになりました。

すると、あのAFCボーンマスは不死鳥のようにリーグ2(プロの4部リーグに相当)の下位のポジションからチャンピオンシップ(プロの2部リーグ、JリーグでいうJ2に相当)に昇格していきました。

2014年には、プレミア・リーグに昇格までして、2016年はトップ10チームに入るまでに。

© ベン

先週、ベンは渋谷の「サッカーショップKAMO」でこのジャージを見つけました…… 日本でもまさかAFCボーンマスのジャージが買えるとは、感動しました!ベンはすぐに、お父さんにこの写真をメールで送ってあげました。

「『トップ7』になっているね」

というメッセージと一緒に。

 

世田谷在住のイギリス人・ベンのトピックス読んで!
みなさん、ベンのトピックスにお帰りなさい!今日はベンの告白の日です。イギリス人のイメージと言えば紅茶ですよね。綺麗な庭での優雅なアフタヌーンティー、真冬の...
2019年のフェスティバル・シーズンのピークになってますよね!今週、ベンはサマーソニックに行ってきます。で、 今回のトピックはベンが何回も行ったことあるし...
ことわっておくと、僕はヴィーガンではありません。肉が大好物だし、牛乳もたくさん飲みます。けれど、ヴィーガンへの理解を深めたいと思っているひとりです。
みなさん、ベンのトピックスにおかえりなさい! 今日のトピックは、日本メディアですでに話題になっているけど、この記事で違う視点で紹介したいっていう内容……...
ハロウィンが終わると、ほとんど日を置かずにクリスマスの気配が漂い始めます。お店にはクリスマスのための新商品が並び、食品陳列棚もクリスマスの食べ物、至るとこ...
みなさん、ベンのトピックスですよ!今回のトピックは、いま世界中のシングルさんの日常生活に普通にあるものについてです。ということで、テーマは「マッチングアプ...
「竹内まりや」がヨーロッパでも人気になっている理由をYouTubeのアルゴリズムをあげました。今日は、そんなYouTubeで成功している「キング・オブ・ア...
恋愛が似合う街、パリ。これに頷けるかどうかはさておき、チュイルリー庭園やルーブル宮殿、エッフェル塔やモンマルトルの眺望にロマンティックのかけらもないという...
今回のベンはちょっとパンクです。ヤバい(ぐらいおもしろい)ミュージックビデオを紹介します。キム・ゴードンの『Air BnB』です。
もしも2〜3年前にペルー料理の名前やうまいペルビアン・レストランの名前を挙げろと言われたら、きっと僕は「セビチェ……」としか言えなかったと思います。しかし...
「シークレット・シネマ(Secret Cinema)」は、ファビアン・リガルがロンドンで始めた映画上映アトラクションです。2007年にスタートしてから、観...
7月31日にイングランドサッカー協会が、2018-19シーズンから監督にもイエローカードとレッドカードを提示すると発表しました。
6月12日、リーグ・アン(フランスの1部リーグ)の名前が、2020-2021シーズンから「Uber Eats Ligue 1」になると発表されました。そう...
僕がこの記事の中で「Love Symbol #2」を使っていることをお許しいただけるといいのですが……。
日本でも80'sカルチャーが見直されていますが、それはヨーロッパでも同じ。エリオ・フィオルッチによって1967年に設立されたブランド「FIORUCCI(フ...
僕は新しい環境に慣れるのは上手なほうだと思いますが、それでも大学に入学した頃はつらかったし、TABI LABOで働き出した時もつらかった。もっと若い時には...
僕が生まれた国のイメージを日本人に聞いてみると「英国紳士」「エリザベス女王」といった回答のほかに、しばしば「ご飯がまずい」と返ってきます。正直、これには毎...
ニューヨークのブロンクスに新しい博物館がオープンします。読者のみなさんは「どうしてベンは、東京から1万kmも離れた場所にできる建物を紹介するのか?」と思う...
日本人にはドナルド・トランプの魅力が理解しがたいという話を何人かの友人から聞きました(信じてほしいのですが、イギリス人だって同じです)。彼の派手で荒々しい...
僕はいまでもApple iPod Classicをつかう古い人間なのかもしれません。ただ、リスニングコンテンツを楽しむのは、イギリス人でもけっこう早くから...