11月はヒゲを伸ばそう!――ベンのトピックス

みなさん、ベンのトピックスにおかえりなさい。

寒くて、暗くて、11月に入ったんですね。寒さに強いベンは11月が好きですよ。友達に11月生まれが多くってパーティーがたくさんあるし、紅葉を楽しめるし、コートを着るファッションも大好きです。あとは、ヒゲを伸ばす季節でもありますね。

そう、11月はノーベンバーじゃなくて、モーベンバーですよ。

「ヒゲを伸ばす」ことで、メンズヘルスに注目しよう!

日本でも言葉を知っている人はいるかもしれませんが、実践している人は少なそうです。あらためて、モーベンバーとは何でしょう?

これは11月中でヒゲを伸ばすイベントです。英語の「ノーベンバー」と「ムスターシュ」のかばん語です。2004年にオーストラリアではじまったモーベンバーは、メンズヘルスの意識を高めるために男性が口髭を伸ばすというイベントです。

なぜヒゲなのか?答えはシンプルで、ヒゲが男っぽいからです(ごめんね、あまり生えない男性の方々……)。毎年メンズヘルスの問題、とくに前立腺癌や精巣腫瘍といった病気で亡くなる男性はたくさんいます。メンズヘルス問題をチェックすれば、何千万の命を守れるというわけです。

そういうことを自覚したりするきっかけとして、ヒゲを伸ばそうというのが、モーベンバーです。

「……が痛い」って言い出しにくいんですよね

ヒゲを伸ばすなんてユーモラスなイベントですが、それぐらい親しみやすくないとこの問題は難しいんですよ。

男性ならわかると思います。「……が痛い」とか、「実は……の問題」って言い出しにくいんです。これはきっと世界共通です。

僕だってそうです。

イギリスには「Stiff Upper Lip」って言う言葉があります。直訳すれば「硬い上唇」ですけど、本当の意味は「(イギリス人は)感情の表現を自制する」です。この言葉はステレオタイプなイギリス人に当てはめることが多いんですが、僕もそういうタイプです。家族にも「ベンの生活はハードすぎる」とよく言われます。

だけど、モーベンバーに通じて、ヒゲを伸ばして、ちょっと振り返ることにしました。「僕は本当に大丈夫なのか?」「どの様なベーシックチェックができるのか?」を考えました。ヒゲを伸ばすことで、変なプライドをなくして、自分のカラダのことを見つめ直そう、と。

モーベンバーは、そういう効果があります。

自分だけじゃなくて、周囲の友だちにもです。僕はこの記事で「11月はヒゲを伸ばしましょう」と書いているけれど、本当の意味は「なにかカラダに異変があるなら、早くお医者さんに行きましょう」です。

僕はこういったイベントやムーブメント――呼び方はなんでもいいですが、とてもいいと思います。

みなさんは、どう思いますか?

TABI LABOのFacebookやTwitterでコメントをもらえればうれしいです。

Top image: © Naomi Nemoto
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。