インフルエンサーがいれば、アンフルエンサーも絶対いる――ベンのトピックス
みなさん、今日もベンのトピックスでお会いできましたね!
今日は最近よくニュースやインターネットで聞いたり目にする「love」と「hate」という二律背反した言葉の意味を考えます。
ちょっと昔の話だけど、ベンがティーンエイジャーの時代に流行った映画『トワイライト〜初恋〜』の“論争”がありました。
「あの映画が死ぬほど嫌い」派と「トワイライト?マスターピースだよ〜!」派のふたつに分かれたんです。ベンはどっちだったかというと……ずっと真ん中の中立でした。どっちの意見もよいところと悪いところそれぞれありましたから。
で、今回はそういう対照的なエモーションについてのトピックなんです。残念ながら『トワイライト〜初恋〜』のことはここまで。(期待した人、ゴメンね。)
お伝えするのはインフルエンサーがいれば、「アンフルエンサー」もいるってこと。
Unfluencer(アンフルエンサー)とは?
2019年、アメリカ・ニューヨークのメディア『The Cut』のジャーナリスト、マリサ・メルツァの記事に登場した「Unfluencer(アンフルエンサー)」という言葉。この記事を読んだとき、ベンはすごく興味をひかれました。
そもそも「Influencer(インフルエンサー)」とは、ラテン語の「Fluentia」に基づいて派生したワード。「Fluentia」は日本語で表現すると「流れ」にアタる言葉。だから「Influencer」を意訳すると、「流れに“Inする=貢献する”人」ってなります。
インフルエンサーってシンプルに言ってしまえば、ハリウッドスターでも、ボディビルダーでも、前に紹介したママグラマーでも、「この人の価値観とかライフスタイルとかが好きでコピーしたい〜!」って思われるような人物。インフルエンサーはムーブメントの一部なんだと思います。
逆に、「Unfluencer(アンフルエンサー)」は文法的に間違っている造語なんだけど、意味はシンプルで「流れを“Unする=止める”人」です。でも、アンフルエンサーにだって、大事な役割があるんです。
「あの人」って、みなさんにもいるでしょ?
例えばアメリカのカーダシアン一家。彼らはインフルエンサーであると同時にアンフルエンサーでもある!
インフルエンサーとして「あの人が使っているから、私も使おう!」って思われるのとは逆に、「あの人が使っているから、二度と使わない!」ってリアクションを持つ人も現れる。後者のそれこそがアンフルエンサーとしての影響力。
カーダシアン一家って、全員そんな存在ですよね?
そう考えると、Instagramとか、TwitterなどのSNSを使っている人にとって、誰かしらの“あの人”がいるはず。自分的には、何を言っても賛同できないし、ありえない程ダサいと思っているのに、他の人からは好かれて支持されている……“あの人”です。
それに、失礼な嫌がらせコメントをpostするのとかは絶対ダメ(ベンはそういう行動を容赦できない!)だけど、ひっそりと“あの人”が好きなブランドや意見をチェックして、わざと反対を選ぶ人とかも多いと思います。これって“あの人”が本物のアンフルエンサーだという証。
現在のSNSの世界において、「アンフルエンサー」の役割って何かあるんじゃないでしょうか?それくらい、みんなが経験していることではないでしょうか?
みなさんにとってのアンフルエンサーって誰なのか、胸に手を当てて(いや、SNSを見返して?)、思い浮かべてみてください。