僕がファッションセンスを磨いた店――ベンのトピックス

みなさん、ベンのトピックスにおかえりなさい!

東京ファッション・ウィーク(正式名「楽天ファッション・ウィーク東京」)についての記事を読んだ方なら分かるかもしれないけど、ベンはファッションが大好きです!でも、イギリスに住んでいた時はずっと学生だったので、服を買うためのお金はほとんどなかったんですよね……。まあ、日本語を“ちゃんと”勉強していれば、コンビニでバイトする余裕なんてないはずでしょ!

簡単にいうと「ファッションは高い!」ですよね

自分のオリジナルスタイルを模索していた20代前半のベンは、よくロンドンのデパート、リバティ、セルフリッジズ、ハロッズなどでよくウィンドウ・ショッピングやって、どんなアイテムを合わせるかとか参考にしてましたね。

ベンはベルギー育ちってこともあって、ラフ・シモンズ、ドリス・ヴァン・ノッテン、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクなどのベルギーのデザイナーが大好きでした。でも、大きな問題がひとつ……そりゃ高くて買えません!だから、ヴィンテージものが見つかる古着屋とかで探したりもあるんだけど、さらにもっと何が見つかるか予想できなくて、フレンドリーなスタッフがいる、バーゲンアイテムばかりが並ぶお店がイギリスにはあるんです。

イギリスの伝統的な 「チャリティー・ショップ」

チャリティー・ショップというのは、1800年代にはイギリスで生まれて、第一次世界大戦の頃には人気を博したお店のスタイル。お店はその名の通り、慈善団体が寄付などで集めた不用品や中古品などを販売して、売上を助けが必要なひとのために使います。現在は、世界の途上国へだったり、イギリス国内のホームレスケアホームに渡したりもしています。スタッフはみんなボランティア。慈善(チャリティ)はキリスト教の教えの一部でもあり、イギリスでは、すごく大事にされていることですからね。(実は、ベンはキリスト教を信じてないけど……。)

こんな風に紹介すると、皆さん「汚れた、キレイじゃないアイテムばかり」なんて思うはず。でも、そういう訳ではないんですよ!イギリス人のチャリティー概念はけっこう“意識高い”んです!ベンの家の近くにあったチャリティー・ショップには、すごいものがいっぱい揃ってました。エルメスのマフラーとか、アルマーニスーツとか、どう見たって新品のモノだってあります!

何よりも、クリスマスシーズンは最高ですよ!プレゼントをもらったけど要らないって人は処分できるし、プレゼントが欲しいって人はディスカウントで買える。そして、どこかの誰かは、その売上のお金が貰えるようになるんだから、み〜んなHappyですよね♪

一番有名なところで「OXFAM(オックスファム)」でしょうけど、他にもチャリティー・ショップはたくさんあります。ケンジントンのOXFAMだったらラグジュアリーブランドのアイテムが寄付されることもよくあります。それらチャリティー・ショップのおかげで、自分のファッションセンスを磨いていた20歳そこそこのベンでも、すごいアイテムを手に入れたりもしていました。

チャリティーの心は日本人もありますよね!

日本だと、下北沢から全国に広がったのがヴィンテージ・ブームですよね。でも、チャリティーの為に販売するかたちではないんですよね。

ベンにとっては、「それはなぜ?」っていうのが感想。

東日本大震災のすぐ後に日本にたベンは、日本人が色々な支援をしているのも見たり聞いたりしてきたし、日本でチャリティー精神はない訳じゃないですよね。だから、違うスタイルにはなるけど、チャリティー・ショップを日本人にオススメしたい!イギリスに行く予定がある人は、ぜひ行ってみてください!

Top image: © Naomi Nemoto
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。