ニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノがBig 4……で、東京は?――ベンのトピックス

ニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノがBig 4……で、東京は?――ベンのトピックス

ベンのトピックスにおかえりなさい!

10月は「楽天ファッション・ウィーク東京」を楽しみました。ランウェイショーはあまり見れなかったけど、いろんなパーティーに参加できた。

ただし、ベンのトピックスってVOGUEみたいなファッション誌のコラムじゃない。「このデザイナーは良くない」とか「このシーズンは……」とか書きません。僕はファッションが好きけど、専門家とは言えません。そもそも、いろんなファッションに対して否定的な意見を持ってません。

僕にとっては、Everlast x Saturdays NYC x Bedwin & The Heartbreakers と Kozaburo x LandLordはハイライトだったんだけど、この記事ではもっとファッション・ウィークの全体像について書きたいと思います。

世界のファッション・ウィークに目を向けてみると、ニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノがBig Four……で、東京は?

ファッション・ウィークってニューヨークで生まれたものです。1943年、ファッションの中心地だったパリから注意を引き離す、米国国内のファッションをプロモートするプランでした。

New York Fashion Weekは、ジャーナリストとお客様の両方にとって大成功といえるものだったようです。今も続いているのがその証拠ですね。New York Fashion Weekはあの時代からずっとセールスに貢献しているイベントです。ニューヨークのファッションと言えば、ちょっと保守的な『SEX AND THE CITY』っぽいファッションかな。一方で、New York Fashion Weekのモデルも影響力があるんです。

ミラノは1958年、パリは1973年(パリは曖昧なファッション・ウィークみたいなものは長年もあったけど……)、ロンドンは1984年にファッション・ウィークがスタートしています。その4つの都市は「Big Four」と呼ばれてて、つまり4大コレクションとして知られています。

もちろん、それ以外の都市にも近年は注目が集まっています。上海とか。あと、個人的にナイジェリアのラゴス・ファッション・ウィークもおもしろいと思います。だけど、世界中のメディアはBig Fourを追いかける傾向があります。

ここで僕の疑問です。

東京を忘れるのはおかしくないですか?

ロンドンで住んでたベンは東京とロンドンを比較することができますが、東京に比べればロンドンは村みたいぐらいですよ。世田谷区だけでマンチェスターの2倍の人口を抱えるような大都市ですよ。

規模の話だけでなく、世界のファッション業界でも東京は強い影響力を持っています。KENZO、COMME des GARCONS、Tsumori Chisato、Undercover、Yohji Yamamoto(文化服装学院出身者ばかり!)などなど。ヨーロッパとアメリカで人気あるブランドやデザイナーがたくさんある。ストリートブランドなんてブームと言えるほどです。アメリカのタレントやアスリートはVerdy、BAPE、Visvimに夢中な人がいっぱいいますよね。

なのになぜ、東京のファッション・ウィークはBig Fourほど注目されないのか?Big Fiveでもいいじゃないか!と思うんです。

「東京っぽさ」がわかりにくいんじゃないか、というのがベンの考えです

ミラノ = ファビュラス&モダン

パリ = エレガント&クラッシック

ニューヨーク = 保守的&ビジネス

ロンドン = アーティー&テーラリング

東京はどういうイメージになりたいのかなぁ。

アイデンティティは大事ですよ。

Gianni Versaceのシルクシャツ(関係ないけど大好きです!)を見たら、みんなが「これはミラノっぽい」と共感できますよね。タータンチェックを使う、パンクのテーラードジャケットとストリートウェアは「さすがロンドン」となります。だけど、外国人が「That's Tokyo!」が言えるようなイメージは……ないわけじゃないけど、ちょっとわかりにくいかも。

メンタリティも必要だと思います。

日本のファッションが世界的な影響力があります。人気もあります。だけど、多くの人はまだ「日本はメジャーじゃない」と考えているように思います。そんなことない?そうかな。実際、僕はいまでも「イギリス人なのになんで日本に来た?なんで日本語を勉強してる?」なんて聞かれますよ。

そういうメンタリティはちょっと時代遅れです。世界の人々は東京を注目していますよ。イギリスの友達から僕はいつも「東京で何が人気?ムーブメントは?」と聞かれますよ。

何が言いたいかって、もっとみんな東京のファッションに、東京ファッション・ウィークにプライドを持って!そして、楽しみましょう!

Top image: © Naomi Nemoto
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