ロンドンの注目スポット「ペッカム・レベルズ」って知ってる?

ロンドンで最先端のクリエイターが集る場所と聞けば、多くの人はソーホーを思い浮かべるかもしれません。でも、僕ならサウス・ロンドンの郊外にあるペッカムを推します。

1960年代のこのエリアは、イギリスのみならず、ヨーロッパで最も貧しい地域のひとつでした。安い家賃の高層住宅が多数建設され、住人の半数以上はアフロカリビアン。そこに、パフォーマーやアーティスト、写真家といった若く、クリエイティブで、だけど経済的にはあまり恵まれていない人たちが住み着いたのが、はじまりです。

当時のペッカムはロンドンのなかでも交通の不便な場所でしたが、近年の発展によってアクセスが簡単になり、ペッカムのクリエイティブ産業は急激に活気づいています。いわゆるジェントリフィケーションですね。

その流れに乗って、地方議会はあまり使われていない駐車場をクリエイティブ・スペースに作り変える公募プロジェクトを発表。応募されたアイデアの中から、廃ビルや空き地を活用して空間デザインを行うMake Shiftのチームによる『Peckham Levels(ペッカム・レベルズ)』が選ばれ、2017年12月にオープンしました。

© peckhamlevels/Instagram
© peckhamlevels/Instagram
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「Peckham Levels」のフロアプランは常に変化していますが、現時点ではオフィス、イベントスペース、キッズ・エリア、バー、カフェ、ヘアサロン、講堂、ヨガスタジオなどを備えています。

なんでもアリです(笑)。

そのカラフルな空間は、現在でもとても活気に溢れていて刺激的ですが、まだまだ無限の可能性を秘めています。

ロンドンを訪れることがあったら、是非「Peckham Levels」へ。ここのバーで一杯やるだけでも、ロンドンのクリエイティブシーンの空気を感じることができます。

Top image: © 2018 TABI LABO

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。