Netflixで観る!「今注目のスタンドアップコメディアン」10人(前編)

Netflixのコメディコンテンツを観るべきだ。

2020年1月26日におこなわれる第62回グラミー賞で「最優秀コメディ・アルバム賞」にノミネートされた5作品のうち、4作品がNetflixという状況だ。もはや世界の笑いはNetflixなしでは語れない。

とはいえ、なにから観るべきか?

日本でスタンドアップコメディアンとして活躍する「おコメディ焼き」代表のBJ Foxさんに「注目のスタンドアップコメディアンを10人」ピックアップしてもらった。

この記事では5人を紹介(残りの5人はコチラから)。

©2019 NEW STANDARD

最初はデイヴ・シャペル。

彼はアメリカで一番有名なコメディアン。もう、伝説的に。あまりにも売れすぎて、働かなくていいから10年くらい休憩していた。

下ネタや差別ネタをギリギリのラインでやるのが特徴。15年前から自分の番組で、黒人であることを自虐ネタとして話している。

スタンドアップコメディの歴史を知りたい人は、彼から学んだ方がいいと思う。どうやって上手に話すのか、どうやって社会問題を笑いに変えるのか、そこに注目。

あと、オバマが一番好きなスタンドアップコメディアンでもある。

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2人目はアリ・ウォン。

僕からすると、彼女は一番Netflixのスタンドアップコメディで注目されているブームの人。『アリ・ウォンのオメデタ人生!?』は、本当にいい。

話し方もプロフェッショナルだし、シットコムの脚本もやっていたけど、世界中でほとんど知られていなかった。それがNetflixのおかげで注目されるように。

どれだけ日本の女性コメディアンと違うのか、対照的な存在としても注目してほしい。

下ネタでは性病の話をして、品がないんだけど……上品さもある。そのバランスがとてもいい。

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3人目はリッキー・ジャーヴェイス。

僕はスタンドアップコメディアンもだけど、監督や俳優としても注目している。BBCのドラマ『ジ・オフィス』は誰でも知ってるくらい有名でしょ? その脚本とかもやっている。

あまりイギリス人のコメディアンはアメリカで有名にならないんだけど、彼はどちらかというとアメリカで活動していることが多い。

炎上的なネタも得意だし、音楽もできちゃう。

4人目はトレバー・ノア。

アメリカのコメディアン、ジョン・スチュワートにスカウトされて、『ザ・デイリー・ショー』というニュース番組の司会をやり始めてから、かなり有名になった。

マイノリティとして、しかも南アフリカ出身で、一番知名度のある番組で司会をやるのはすごいことだよね。

時事ネタを笑いにするのも上手だけど、モノマネが特徴的。彼のスタイルは日本の人でも楽しめると思うよ。

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5人目はボー・バーナム。

最近は(『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』の)映画監督として知られている。

スタンドアップコメディアンとしては天才。もともとはユーチューバーだったんだよ。知ってた?

スタンドアップコメディはマイク1本で笑いをとると定義する人が多いけど、彼のスタイルは違う。音楽やサウンドエフェクトを使って、みんなの頭に中にある定義を変えている。

そして、ライブのやり方も秀逸。

↓ 残りの5人はコチラでチェック! ↓

BJ Fox(おコメディ焼き代表)

イギリス、シンガポールなど東南アジア諸国で英語のコメディアンとしての経験を身につけ、ブラックユーモア満載のブリティッシュスタイルを貫くスタンダップコメディアン。2015年に日本に転勤して以来、日本語での活動も開始。コメディの他に、MC、俳優そして映像ディレクター業でも多忙な日々を送っている。

次回の「おコメディ焼きLIVE」は12月11日。

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