謎に包まれたインスタレーション「非常にはっきりとわからない」

大きな注目を集める現代アーティストチーム「目 [mé]」の美術館初となる大規模個展『目 非常にはっきりとわからない』が「千葉市美術館」にて開催されている。

緻密に造られたインスタレーションで、不確かな現実世界や虚構を表現することにより、概念を覆すような作品を発表してきた同集団。今回は千葉県にある地球磁場逆転地層「チバニアン」よりインスピレーションを受けて制作されたという。

千葉市美術館の施設全体が大型インスタレーション作品として展開され、展示物に加えて鑑賞者の動きや気づきも計算された内容になっているとのこと。

美術館内での撮影や作品の内容を漏らすことが禁止されている本展示。詳細は謎に包まれているが、Twitterに寄せられている感想では、泣き出す人や笑い出す人まで出てきている。

「未だに原因が解明できないような天変地異の連続の上に、私たちの現実という地表の世界は成り立っています」というステートメントにもあるように、今回も現実の在り方を問いただすような作品に仕上がっているのは確かだろう。

作品の展示は、12月28日まで。チケットはパスポート式になっていて期間中は何度でも観覧可能だ。

Top image: © Photo by Max Pinckers
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。