「シェアエコ」って便利を享受するより“自分たちが使う”もの。そう「Uber Eats」が教えてくれた

「自分のおいしい」が試せるプラットフォームたち

香港で教えられたUber Eatsだけでなく、昨今は「食」でのチャレンジにハードルを低くしてくれるプラットフォームが揃う。

そんないくつかを挙げてみよう。

▼「Kitchen Base」

©SENTOEN

複数のバーチャルレストランが入居するシェア型クラウドキッチン。約20坪の広さに、独立した4つの厨房設備があり、ネット注文に特化した客席がないキッチンだけの店舗たちが集まり、食に関わるコミュニティもそこには生まれている。複数のデリバリーサービスでオーダーが入ってくるのも魅力で、その登録手続き、配達要員の確保、開業後のマーケティングサポートなども運営側が実施。それによって、入居する店舗は“メニュー考案と料理提供”のみに専念することができる。

開業のイニシャルコストは1000万以上すると言われる中、サポートが揃ったシェアキッチンを月額制で提供するため、コストを約95%抑えることが可能。今後ますますの発展が予想される注目のサービス。

『シェア型クラウドキッチン「Kitchen Base」』
【公式WEB】
https://kitchenbase.jp

 

▼「フードトラックプラットフォーム TLUNCH」

©Mellow

日本最大級のフードトラック・プラットフォーム。ビルの空きスペースと個性豊かなフードトラックをマッチングし、シェフのこだわり料理が気軽に楽しめるランチスペースを約120ヵ所で展開する。

ただ、固定店舗を持つのではなく、自由で開業コストも抑えられるフードトラックは、チャレンジしやすい反面、出店地やどんな場所と時間が集客しやすいかなど課題も多い。その点、「TLUNCH」は売上や出店スケジュールを管理する独自システムによってデータを分析し、配車や効率的な仕入れ・仕込みにつながるフィードバックも実施してくれる。スペースを持つビルオーナー、フードトラックを運営するシェフ、利用者、すべてのステークホルダーに大きなメリットを提供するサービス。

そのあたり、これからチャレンジしやすいフードトラックを始めようと考えてる人に「TLUNCH」がアドバイスをするこの記事も読んでもらうといいかも

『日本最大級のフードトラック・プラットフォーム「TLUNCH」』
【公式WEB】
https://www.mellow.jp/tlunch

 

▼「ツカノマノフードコート」

©ツカノマノフードコート運営委員会

昨年10月から4ヵ月限定で渋谷の神泉にオープンした大人のための"ニュ〜フードコート”(間もなくクローズ予定)。新ジャンルの創造を目指すお店や、普段はお店を持たない飲食ユニットなど、気鋭の料理人たちが集う厨房で、美味しいご飯がサクッと食べられる!そんな好奇心が束になった、美味しい実験の場。

料理人同士が出会える場所、気軽に新しいことに挑戦できる場所をつくりたいという思いから立ち上がったプロジェクトで、この企画のために「ツカノマ(束の間)」集まった、1992年〜93年生まれのミレニアルズが運営メンバーを務める。

この場所で、腕を振るう料理人=ウデフルイメンバーになるには審査があるので、誰でも参加できるものではなかったが、こういった実験的なプロジェクトが立ち上がり、「やる気のある若手が挑戦する場所」「出会いがある場所」が生まれるのも現代的。

『期間限定「ツカノマノフードコート」』
【Instagram】
https://www.instagram.com/tsukanomanofood/
 ※TABI LABOでもこちらの記事で紹介!

 

いまは、やりたい・食べたいを実現できる世の中

上記で紹介したプラットフォームについて、ただ、利用者として「ふーん」「いいね」と思うだけではなく、プロバイダー(提供者)として自分ごと化して知れば、2020年の“いま”っぽい、自己実現をする手段のひとつ挙がるはず。

 

ランキングと口コミで探せるグルメサイトやグルメブロガー&インスタグラマーとかSNSをチェックしていくのが、いまっぽいグルマンではない。

「探す」より「探される」。「もらう」より「提供する」。自分たちの“食べたい”を「シェアリング・エコノミー」を通じて叶える。

いまってきっとそんな時代。

Top image: © Uber Eats
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。