テレワークの腰痛や肩こり、集中力アップに「アロマオイル」
「日本アロマ環境協会」はホームページで、在宅勤務をおこなう多くの人に向け、アロマテラピーを活用して快適に仕事をする方法を提案している。
アロマテラピーで用いられる精油(エッセンシャルオイル)は、花や葉、果皮など100%植物から抽出されるもの。これは、嗅覚を通して脳に伝わることで、自律神経に働きかけ、心身にさまざまな作用をもたらすという。
「自宅だと思うように集中できない」「リモートワークは効率が上がらない」とお悩みなら、ぜひお試しを。
【活用法① 朝、仕事モードに切り替えるとき】
自宅での作業でも、気持ちを仕事モードに切り替えてメリハリをつけて臨みたいもの。そんなときには、ぜひ香りの活用を。朝の始業前には、交感神経を優位にすることが実験で確認されているグレープフルーツ精油や、ローズマリー精油がおすすめ。毎日同じ時間に同じ香りを嗅ぐことで、気持ちにスイッチを入れることができる。
【活用法② 頭の回転をアップさせたいとき】
頭の回転を速めて、効率的に仕事を終わらせたいというときには、グレープフルーツ精油の香りを香らせてみて。グレープフルーツ精油の香りを嗅ぐことで、脳内の情報処理速度が速まったという報告がある。また、ペパーミント精油、スイートオレンジ精油を香らせながら小学生が100マス計算をおこなったところ、誤答率が下がったという研究結果も。集中力を高めたいときに活用してみてはいかがだろうか。
【活用法③ 運動不足で肩こりや腰痛が気になるとき】
在宅勤務は運動不足になりがち。同じ姿勢を続けていると、血行不良になり、それが肩こりや腰痛を引き起こしてしまうことも。仕事が終わったら、気持ちや身体をリラックスさせてくれるネロリ精油やラベンダー精油を香らせて、ゆったりとしたバスタイムを。
【安全にアロマテラピーを楽しむために】
アロマテラピーを安全に楽しんでいただくため、下記の点にご注意ください。
①精油は、少量でも皮膚に刺激を与える可能性があります。精油の原液を直接肌に塗らないように注意してください。また、必ず使用量を守ってください。
②刺激を感じたら、使用を中止しましょう。また、目の周りや皮膚の弱いところへの使用は控えてください。
③3歳未満の乳幼児には、芳香浴(空気中にディフューザーなどで精油を漂わせる方法)以外はおこなわないようにしましょう。3歳以上の子どもでも、大人の使用量の1/2程度までを限度として使用しましょう。
④妊産婦やお年寄り、既往症のある方は、専門家にご相談の上ご使用ください。
『公益社団法人 日本アロマ環境協会』
【公式ホームページ】https://www.aromakankyo.or.jp/