「メリタのマスク」はコーヒーフィルター製ではなく医療の欧州規格にも適合!
ドイツのコーヒーフィルターメーカー「メリタ」は、自社工場でマスクの製造を開始した。
世界中でマスク不足が叫ばれはじめたころ、「コーヒーフィルターは目が粗いので新型コロナ用のマスクには向きません」と声明を出していた同社だが、新たな素材を用いながらコーヒーフィルターに似た形状のマスクを企画。
マスクは、メルトブローンなどの不織布材料で構成され、「EN14683」と呼ばれる医療用マスクの欧州規格にも適合。その効果は、細菌濾過効率95%を超えるとのこと。なお、マスクはクリップとゴムバンドで固定されている。
同社は初回に量産したマスクを従業員に配布し、100万枚のマスクを医療施設に寄付。材料と需要が続く限り、1日あたり最大100万枚のマスクを生産する予定とのこと。
たしかに、マスクの構造や原理はフィルターであり、日常生活でもっとも身近なフィルターのひとつであるコーヒーフィルターの老舗ブランドが手掛けたものとなれば信頼度は抜群だ。
Top image: © Melitta