「noma」がハンバーガーで営業再開!
世界一の座を4度獲得したファインダイニングの代名詞的レストラン「noma」が、新型コロナウイルスによる臨時休業を経て、5月21日、約2ヵ月ぶりに営業を再開した。
が、同店のスターシェフ、レネ・レゼピが先週Instagramに投稿したメニューとプランに世界のガストロノミーは、少なからず衝撃を覚えたはず。
なぜなら、そこにポストされたのは、あの独創的で芸術作品のような一皿ではなく「ハンバーガー」だったのだから......。
© reneredzepinoma/Instagram
期間限定ながらワインバーとして営業再開を決めた「noma」。湖を見晴らす屋外庭園で、メニューはチーズバーガーとベジタリアンバーガーの2つで勝負するという。
ワインペアリングを含めれば一人500〜600ドル近い食事代にもかかわらず、世界でもっとも予約が困難と言われてきた「noma」が、ひとつ15ドルほどのバーガーで再出発するワケ。レゼピの言葉を借りるならこうだ。
「クレイジーで不確かな現代。再開するにあたりファーストステップはすべての人のためにオープンでありたい。まずは心を癒すためのワインでありバーガーである」。
ファインダイニングの価値観さえ大転換させたコロナショック。革新的な料理よりも、外へ出て人と食事をすることが、今、世界中で求められていること。とはわかりつつも、noma 3.0がどう今後のガストロノミーに影響を与えていくのかにも注目していきたい。
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