世界中の民族衣装を彩る「大人の塗り絵」がハイセンス!

「一人の時間に楽しめる趣味を探している」

そんな人がいたら、「大人の塗り絵」をすすめてみたいと思う。

大人の塗り絵のテーマには、「建築」や「浮世絵」、「ホラー」など大人がより楽しめるラインナップが揃っている。そして、子どもたちが楽しむ塗り絵よりも「下絵」が複雑で繊細なものが多く、想像しているよりも「長く」楽しめるアクティビティだ。

ストレス解消になったり、自律神経が整ったりと、心と体にもいい効果をもたらしてくれるらしい。

しかも、考えてみれば天気も、場所も、時間もコロナも関係なくいつでも自由に楽しむことができるんだから、まさに今が「はじめどき」なのかも(だからブームが再燃しているのだね)。

そんなワケで今回も、おすすめの大人の塗り絵をご紹介。

五冊目のテーマは、「民族衣装」。

不思議で、かわいい
「衣装」と旅する遠い国

©iStock.com/Anna Erastova, 2020 NEW STANDARD

この本は、ハンガリー、ポーランド、ジョージア、トルコ、インド、中国など世界各国の民族衣装を楽しむ塗り絵なのだが、これがなかなかマニアック。

民族衣装だけではなく、その民族衣装を着る(着ていた)人たちが暮らす国や地域で使われているであろう小物や植物なども、一緒に描かれているのだ。

巻末にはその民族衣装が作られた歴史的な背景や、彼らの暮らしぶりなどについての読み物もあって、いろいろな国や時代にワープしたような気分にもなれる。歴史や地理が好きな人にもおすすめかも。

もちろんファッション好きにも。

今の時代と場所に暮らしているだけでは到底思いつかないような柄や形の衣装が、次から次に現れる。眺めているうちに、流行りの洋服なんて画一的でつまらないものだなぁ、なーんて思ってしまうかも。

©iStock.com/Anna Erastova, 2020 NEW STANDARD
『民族衣装のぬり絵ブック』(まつやましょうこ 著、パイ インターナショナル)
Top image: © iStock.com/Anna Erastova, 2020 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。