海の中を冒険する「大人の塗り絵」が、まるで水族館

「建築」や「浮世絵」、「民族衣装」、「ホラー」などがテーマになった塗り絵なんて、子どもにはなかなか楽しめないと思う。

それが、「大人の塗り絵」。

大人の塗り絵は、子どもたちが楽しむ塗り絵よりも「下絵」が複雑で繊細なものも多いので、気づけばハマって楽しんでいる人も多いんだとか。

しかも、ストレス解消になったり、自律神経が整ったりと、ただ暇つぶしになるだけじゃなくて、心と体にいい効果をもたらしてくれるんだと聞けば、試さないわけにはいかないよね。お天気がグズグズしている日にもおすすめ!

そんなワケで今回も、おすすめの大人の塗り絵をご紹介。

三冊目のテーマは、「海の中」。

海水浴や水族館に行けなくとも
今年の夏はコレがある

©iStock.com/Yana Farkova, 2020 NEW STANDARD

大人の塗り絵ブームの魁的存在といえば、ジョハンナ・バスフォードさん。

そんな彼女の塗り絵シリーズから一冊紹介するならば、断然これ。

深い海の中の不思議な世界に、波間に遊ぶ人魚のように、ゆら〜ゆら〜と潜り込んで楽しむというコンセプトを持った塗り絵なのだが、絵の中に「ダイヤ」や「壺」、「鍵」、「魔法のランプ」などの海賊の落し物を探すというもう一つの楽しみ方もある。

登場するモチーフは、魚の大群や、海の生き物で構成された曼荼羅のようなもの、海中の楽園都市、さまざまなデザインの貝やクラゲ、人魚など。言うまでもないないが、「海の中」の塗り絵なので、なんだか涼しい気分にもなってくる。

個人的には、いろいろなデザインの「カニ」を塗りまくるページが最高であった。カニって、アートだな。

とにかく、塗れば気分は海の中。

暑い季節には、特にこの塗り絵は外せない!

©iStock.com/Yana Farkova, 2020 NEW STANDARD
『海の楽園』(ジョハンナ・バスフォード 著、グラフィック社)
Top image: © iStock.com/Yana Farkova, 2020 NEW STANDARD
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。