ブーム再燃!ドライブインシアターとは?
コロナウイルスの流行がきっかけで、私たちの生活と切り離せいない存在となったソーシャルディスタンスという考え方。そんな今、話題となっているのが「ドライブインシアター」である。
この記事では、ドライブインシアターとは何かを再確認しつつ、その歴史やなぜ今注目されているのかについても簡単に紹介していく。
ドライブインシアターとは?
「ドライブインシアター」とは、その名前の通り、車の中に乗ったまま楽しむことのできる映画館のこと。ドライブインシアターを運営しているOUTDOOR THEATER JAPANによると、以下のように紹介されている。
ドライブインシアターでは駐車場にスクリーンを設置し、お客さんは車の中でカーステレオ のFM受信機を使って音声を楽しみます。 車内で映画鑑賞が出来るため、安全を保ちながら映画鑑賞をいただくことが可能です。
車というプライベート空間にいながらも、大きなスクリーンで映画を楽しむことができるのが、ドライブインシアターの醍醐味なのだ。
ドライブインシアターの歴史
最初のドライブインシアターは、1933年にアメリカ・ニュージャージー州で公開されたといわれている。「子供がどんなにうるさくても、家族全員が歓迎される場所」として、特に子連れの家族に親しまれていたのだとか。そしてその人気は、1950年代と60年代のベビーブームの時にさらに高まった。
日本では、1961年小田原で公開されたドラインブインシアターが始まりとされている。その後1990年代にかけて、デートスポットやファミリーのアクティビティスポットとし人気を博した。が、2010年代に入ってからは、徐々に注目されなくなっていった。
今、ドライブインシアターのブームが再燃!?
最近、ドライブインシアターのブームが再燃してきているという。そのきっかけは、コロナウイルスの流行ともいわれている。
コロナ禍において、映画館やテーマパーク、街中への外出などのアクティビティは、対策が講じられているとはいえ、十分なソーシャルディスタンスを確保することが難しいことも多い。
そこで注目されたのが、ドライブインシアターなのだ。ドライブインシアターは車から出ることなく、アクティビティを楽しむことができ、一緒に訪れた人以外との接触機会が少ないというのが人気の理由。
アメリカでは、ロバート・デ・ニーロが共同設立者に名を連ねる「トライベッカ・エンタープライズ」が、「AT&T」と連携して全米でドライブインシアターイベントを開催すると発表。技術面のサポートとして、世界中に映画館をもつIMAX社も参加していたりと、話題となっている。
▼参考記事はこちら▼
もちろん日本国内でも同じような動きは出てきている。OUTDOOR THEATER JAPANは「Drive in Theater Japan Tour」の第1回をおこなった。OUTDOOR THEATER JAPANは国内で多くのドライブインシアターを企画しており、HPにて最新情報を更新している。ドライブインシアターが気になった方は、こちらからスケジュールをチェック!
まとめ
ドライブインシアターは調べてみると、都内に限らずいろいろな場所で開催されているよう。気になった方はぜひ、お近くの施設を調べてみてほしい。「車持ってないしなぁ......」って方は、「カーシェアで車を借りてドライブインシアターに出かける」なんていうのも、いまどきでいいかも。
▼参考記事はこちら▼