手軽に「屋外映画館」をつくる方法
1950〜60年代、アメリカを中心に隆盛をきわめた「ドライブインシアター」。車の中から鑑賞できる屋外映画館です。
テレビの普及などによって徐々に廃れてしまい、いまは中々足を運ぶ機会がないのが惜しいところ。でも、一度はあの雰囲気を味わってみたい。そんな人は、自分で組み立ててみるのはどう?
キャンプに新たな楽しみを
「Hitch Theaters」は、車に設置するタイプの組み立て式。車に取り付けてしまったら車内から鑑賞できないのでは?という疑問には目をつむりましょう。
設置方法は簡単。スクリーンは車のヒッチレシーバーにフレームを固定して、そこに広げるだけでOK。って、ヒッチが前提なところがなんともアメリカンな仕様...。
ちなみに知らない人のために説明すると、ヒッチレシーバーとは車で荷物を牽引する時に使うパーツ。ピックアップトラックやSUVには確かに標準装備の車種もあるのですが、日本の普通の車には概ねついていません。
ただ、ヒッチがなくても大丈夫。もちろん車に市販のヒッチアダプターを設置してもいいのですが、「Hitch Theaters」と一緒にプロジェクタースタンドを購入すれば、簡単にスクリーンを立てることができます。このスタンドがあれば、公園やキャンプ施設でも映画が楽しめちゃうかも。
こんなに大きなスクリーンですが、ちゃんと車に積めるサイズにできます。縦1.2m×横33cm×高さ5cmに折りたたむことが可能なので、ちょうどトランクに収納できそうです。
家族キャンプで楽しむもよし、映画『グリース』のワンシーンのようにデートに使うもよし。ちょっと試してみたいなと思ったのも束の間、残念ながら「Kickstarter」での資金集めには失敗してしまったようです。本場アメリカでも、日常使いするには少しハードルが高かったということでしょうか。やってみたいですけどね。