アーティストの好みは音楽性ではなく......【コロンビア大の研究結果】
「音楽を選ぶとき、その音楽自体が好きかどうかが基準である」──。
そんな多くの人の思い込みにメスを入れたのが、『Journal of Personality and Social Psychology』に掲載された米「コロンビアビジネススクール」と「バーイラン大学」の研究結果だ。
その発表には、こうある。
「人は自分の性格と似たアーティストの音楽を好む」──。
ビヨンセやマルーン5など西洋諸国の著名な50名のミュージシャンの公開ペルソナを研究し、80,000人を超える参加者を対象にした研究で、アーティストとそのファンの性格に類似性があることが分かったのだ。
「コロンビアビジネススクール」の准教授であるSandra Matz氏は「この研究結果をレコード会社らがターゲット・オーディエンスを構築するための新たな施策に役立てることができる」と期待を寄せる。
ビジネスに役立つかどうかは抜きにして、大好きなあのミュージシャンやアーティストが自分と似た性格をしてるなんて......ちょっと嬉しくない?
Reference: The self-congruity effect of music.
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