「綿あめ製造機」で高レベルな「フィルター」を作る方法
11月下旬、沖縄科学技術大学院大学の物理学者Mahesh Bandi氏が、「綿あめ製造機」で医療従事者が使用するグレードの「N95マスク」に相当するフィルターを作る方法を公開した。これによって一般的に入手できる材料だけで、非常に高いレベルのフィルターを制作することができるという。
まず、N95マスクのフィルターの説明から。通常のマスクと異なる点は、静電気を帯びている層の有無。この「帯電フィルター」を制作するのが難しく、医療用マスクの製造には時間がかかるそう。
そこでBandi氏は、綿あめ製造機で帯電フィルターを作ることを提案。砂糖の代わりにポリプロピレンを入れたり、そこまで大きくはない改良を加えると、既存の方法よりも簡単に製造ができるとのこと。
実際に行動を起こす人は少ないかもしれないが、綿あめ製造機がこのような使われ方をするとは……驚きだ。
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