「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界が車椅子で遊べるように!
1974に発売されてから、さまざまなアップグレードがなされ、今もなお世界各地でプレイされ続けている元祖テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」。
“世界で最初のRPG”とされ、コンピュータゲームの普及以前から楽しまれていたこのゲームに、どうやら車椅子に乗ったキャラクターが登場したようだ。
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ことのきっかけは、去年、卓上ロールプレイングゲームにおけるアクセシビリティが議論されたときに作成された「コンバット車椅子」という追加ルール(同ゲームではルールや設定、物語を追加していくことで長く楽しめるように作られている)であるとのこと。
このたび発売される「Candlekeep Mysteries」では、17種類の新作アドベンチャーが楽しめるようで、そのいくつかには車椅子でのダンジョンへのアクセスが可能になっているようだ。
今回のゲームをデザインし、自身も車椅子ユーザーであるジェニファー・クレッチマー氏は「私のダンジョンでは、アクセシビリティを考慮することが重要でした。車椅子ユーザーでもある私は、ゲーム内で自分自身を表現したものを見る機会を人々に与えたいと思っていました」と語っている。
ついにゲームの世界にもやってきた多様化の流れ。RPGのパイオニアによるこの前進は、ほかのゲームにも大きな影響を与えるのではないだろうか。