ノルウェーの墓地で「古代ローマ時代のボードゲーム」が発見される!

ステイホームでアナログなボードゲーム市場が活況。古今東西のさまざまなゲームは、ビデオゲームが当たり前になった時代にも未だ色褪せない、むしろそれ以上の魅力で人々を虜にしている。

そんなボードゲームに関するユニークなレポートがノルウェーの「ベルゲン大学」から発表された。

なんとノルウェー西部に位置する墓地から、西暦300年ごろに遊ばれていたものと推測されるボードゲームが発見されたのだ。

ボードゲームは、古代ローマで人気だったとされている2人用戦略ゲーム「Ludus latrunculorum」から影響を受けているもので、所有者はこの地域のエリート階級であったと考えられている。

古代ローマ時代のボードゲームが見つかることは非常に稀であり、とくにスカンジナビア半島での出土は考古学的な大発見ということだ。所有者はローマ帝国との接触を示すこのボードゲームを大変気に入って生涯ずっと遊んでいたと思われている。

じつは、チェスバックギャモンなど、現在でも馴染み深いゲームのなかには古代ローマ時代に生まれたものも多いのだとか。

約2000年以上もの間、人々の娯楽として身近にあるボードゲーム。あのゲームにさまざまな物語が詰まっていると考えると、なんとも奥深い……。

Licensed material used with permission by Fornminne Vern/Vimeo
Top image: © University of Bergen
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