人間を「骨抜き」にするサンドイッチ

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

グリルドサンドイッチデー
Grilled Cheese Sandwich Day

あまりの快適さになかなか動きたくなくなることから、“人間をダメにする”ソファやクッションなんてものが世のなかには存在しますよね。

例えるなら、まさにそれ。

あまりの恍惚感に人を骨抜きにしてしまうサンドイッチ。それが「グリルドチーズサンド」ではないでしょうか? 

まぁ、超個人的な嗜好であることは大目にみてください(笑)

 

サクサククリスピーな食パンからこれでもかと流れしたたるとろっとろチーズ。あぁ……想像しただけで脳汁の洪水。

チーズをこんがり焼いたパンではさんだだけ。なんの飾りっ気もないこのサンドに、どうして人はこれほどまでに魅せられてしまうんでしょうね。

さて、今日(4月12日)はそんなグリルドチーズサンドラバーたちの祭典。「National Grilled Cheese Sandwich Day」です。

チーズに熱を加えてパンと食す。

それは古代ローマの文献にも登場するトラッドな食スタイル。フランスでは1900年代初頭には、すでに「クロックムッシュ」が存在していました。

では、グリルドチーズサンドはというと、これがだいぶ後発なようでして。

「Grilled Cheese」というワードが出てくるのは1960年以降だそうで。それ以前は、「Cheese Toast」「Melt Cheese」が一般的。

「結局はチーズサンドでしょ?」なんて思うなかれ。このニュアンスの違い。ラバーを語る人なら頷けるはず。で、その「Grilled Cheese」を一般的にしたのが、Kraft Foods社(現クラフト・ハインツ)によるプロセスチーズの個包装販売だとか。

まあそんなわけで、あの“最強シズルサンド”が確立したわけです。

以降、さまざまなバージョンも登場しておりますが、やっぱし基本はたっぷりチーズとこんがりカリカリトースト。これですよ。

そうそう、カリカリに仕上げるコツとして、パンにバターを両面塗って焼き上げるというものがありますが、外側になるほうにガーリック・オイルを塗って焼くスタイルもまた美味。

ほかにもチーズのバリエーションを変えたりすると……これまたトンデモない「グリルドチーズサンド」に!

詳しくは、以下の記事へドウゾ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。