車椅子の人に「新たな外出」をもたらすホイール

車椅子に乗る人にとって、整備されていない道を移動するのは大変なこと。ほんの少しのデコボコでも身体に振動が伝わり、大きな負担になるのだという。

「どんな道でも車椅子で快適に走行できるようにしたい」

そんな思いから生まれたのが、サスペンションを搭載した車椅子用ホイール「Loopwheels」。

どの方向からの衝撃も
吸収するホイール

これが拡大写真。ホイールの外周と中心部の間に、板バネをループ状にしたサスペンションが搭載されています。小回りの利く車椅子では全方向からの衝撃を吸収することが重要になるため、このような形になっているのだそう。

2015年に「Kickstarter」で資金調達に成功し、商品化されたこのホイール。普段の道のりはもちろん、砂利道や草の上など、整備されていない道の走行も快適に。ハイキングにでかけたり、海沿いの道を走ったりと、アウトドアへの挑戦も後押しできるかも。

サイズは24インチと25インチの2種類。

ハンディキャップの有無に関わらず、みんなが快適に外出を楽しんでほしいという開発者の願いから生まれた商品。快適性もさることながら、これまで諦めていた外出先に挑戦できるようになるかも、というところに大きな価値を感じます。

Licensed material used with permission by Loopwheels
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。