「不思議な名前」のフードラボ、JR新大久保駅ビルに3月誕生
2021年3月28日、東京の「JR新大久保駅ビル」3階・4階に、「シェアダイニング」、「コワーキングスペース」、「ファクトリーキッチン」を備えたフードラボが誕生する。
まず何よりも注目すべきは、その名称だ。その名はずばり、「Kimchi, Durian, Cardamom,,,」(キムチ,ドリアン,カルダモン,,,)。
なんとも個性的な施設名だが、その元になっているのが以下の文章だ。
端末の関係で何が書いてあるか見えない方のために説明すると、これは、各国の食文化の要衝地・新大久保に集まる「古今東西無数の食材(文化)」が、個々の個性をそのままに鎮座し混在するカオスを表現する99の単語の羅列だ。
「Kimuchi,Durian,Cardamom,Beans,Chickin,Okura,Sesame...」と続いていき、各アルファベットはところどころ歪んでいるが、これは今にも動き出しそうな躍動感を表現している。
先に紹介した施設名称の「Kimchi, Durian, Cardamom,,,」(キムチ,ドリアン,カルダモン,,,)は、この中から切り取られた単語3つで形成されているのだ。
由来を聞いてもやはり不思議なネーミングのフードラボだが、これは、JR東日本が山手線を起点に、まちの個性を引き出し、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間「東京感動線」を創り上げていく取り組みの一環として生まれるもの。
「国際的」なイメージが沿線第一位であり、豊かな「食」のイメージも高い新大久保駅で、「食」に関わるさまざまな人が集い楽しむ交流拠点として、「新しい食文化」と「食を通じた新たなライフスタイル」を提案していくという。
シェアキッチンでは、毎週定期的に食材の生産者やシェフとの食事会、食への知見を深める講座など、食材や料理の背後にあるストーリーを感じるイベントなども実施予定とのこと。ネーミング以上に新しいものに出会える予感のする場所だ。
『「Kimchi, Durian, Cardamom,,,」(キムチ,ドリアン,カルダモン,,,)』
【公式サイト】
https://www.jreast.co.jp/tokyomovinground/exhibition/kdc/