アメリカ大統領史上初!「国際トランスジェンダー認知の日」に政府として公式声明

去る3月31日、アメリカ合衆国第46代大統領のジョー・バイデン大統領は、「国際トランスジェンダー認知の日」に政府として公式に声明を発表した。

「国際トランスジェンダー認知の日」とは、毎年3月31日におこなわれる、世界中のトランスジェンダーの人々を祝い、彼らが受けている差別の現状を社会全体に認知してもらうために設けられた記念日である。

今回の公式声明は、アメリカ大統領としては史上初のこととなった。

バイデン大統領は「今まで多くのトランスジェンダーの先駆者たちが、自分らしく堂々と生きるために、勇敢に声を上げてきた。それらの運動はトランスジェンダーの当事者のみならず、社会全体の人びとが彼らを受け入れ、サポートするうえでも重要だった」とコメント。

ちなみに、3月24日にはバイデン政権で初のトランスジェンダーの高官が誕生したばかりである。

近年のアメリカでは差別や暴力の問題があとを絶たない。そのような状況のなかで、今回のバイデン大統領の声明は、不平等な差別に苦しんでいる人に向けて、大きな希望となったかもしれない。

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