長距離トラックドライバーたち、「ペット」をお供に【アメリカ】

トラックのドライバー不足は、日本同様にアメリカでも深刻。

ドライバーに快適に過ごしてもらうために、米・運送会社がとる方策のひとつとして、「ペットの同行を認める」というものがあるのをご存知だろうか?

『FleetOwner誌』が2013年に発表したレポートによると、ドライバーの40%がペットを連れて旅に出ているとのこと(『The Trucker』のウェンディ・ミラー氏によればこの数字は今でも通用するという)。

ここでは、『The New York Times』の取材にもとづいて、ドライバーとその相棒を務めるペットを2組ご紹介しよう。

© annaottum/Instagram

1組目は、長距離トラックドライバーのレベッカ・ワシントンさんと、抱きしめられて目を細めるチワワのポリー

ほかにもジギージュニアタッカーという名前の犬3匹を連れたワシントンさんは、同僚から「旅する動物園」と呼ばれている。

数ヵ月間にわたって家族と離れることも多い職業において、「動物はいい伴侶ですし、休憩所で散歩させると、いいダイエットにもなるんです」とコメント。

© allisonvsmith/Instagram

2組目は、「All Freight Carriers」ドライバーのサラ・ジャイルズさんと、犬のカーミットインコのボニーご一行。

ペットを連れての運転を、ジャイルズさんはこう語る。

「運転するのは簡単ですが、精神的な部分のコントロールが一番難しいですね。長時間一人でいることになるので、同行者がいると助かります。ちょっとした幸せが私を支えてくれるのです。犬は一人で旅をしている女性の身を守ってくれる存在でもありますしね」

このほかにも、ミニブタハリネズミなど、さまざまなペットが座る、トラックの助手席。

車内環境やエサなどへの気配りは欠かせないが、お留守番の時間を減らし、できる限り一緒にいることは、ペットにも飼い主にもいい影響を与えそうだ。

Top image: © iStock.com/Mlenny
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