「とりあえず3年」は時代遅れ? 新卒者の転職事情が明らかに
キャリアメディアを運営する「ユニークキャリア株式会社」は今年4月、約5000人を対象に「第二新卒の転職に関する調査」を実施。
これによれば、“とりあえず3年は働くべき”というのがひと昔前の価値観になりつつある(または、既になっているかも?)、最新の転職事情が明らかに。
さっそく、その結果を紹介していこう。
まずは「最初に転職した時期はいつですか?」との質問。
新卒入社3年以内が28%、30代が27%、そして20代が17%で、20代での転職経験者が過半数を占めることがわかった。
また、「新卒3年以内に転職して満足していますか?」との質問では、「満足している」もしくは「どちらかといえば満足している」と回答した人が全体の77%。
「どちらともいえない」が16%で、「満足していない」「どちらかといえば満足していない」が合わせて6%。つまり、ほとんどの人が転職して良かったと感じているようであった。
なお、「新卒3年以内に転職したきっかけ・理由」では、「人間関係が合わなかった」「給料が少なかった」「職場環境が合わなかった」の3つが上位に。
一方、「転職して良かったと感じる理由」は、1位「人間関係に対するストレスがなくなった」、2位「給料が上がった」、3位「自分の自由な時間が取りやすくなった」というランキングであった。
ちなみに「Z世代が希望する働き方」では、新卒3年以内に転職したきっかけ・理由や転職して良かったと感じる理由と同様、「人間関係が良い」「ワークライフバランスを取れる」「給与水準が高い」との条件が上位にランクインしていた。
結論、自分の考えに基づいてキャリアを築ける人が増えていることが分かった。
というワケで、もちろん上手くいかないケースや課題もあるだろうが、それでも社会が個人の考えに対して寛容になってきていることは間違いないと言えるだろう。
『ユニークキャリア』