「トイレットペーパー代」の女性と「コーヒー代」の男性。テレワーカーの費用ストレスって?
在宅勤務の拡大で、ワークライフバランスが図りやすくなるなどメリットの声も多くなる昨今。だが、テレワーカーが感じているのは、メリットばかりではないようだ。
全国の20代〜50代のテレワーク経験者の男女300名を対象に「在宅勤務の家計負担感と節約意識に関するアンケート調査」が実施された。
“当たり前”だったオフィスで使用していたものが、自己負担になるストレスはどうしても存在してしまう様子。以下に質問項目をピックアップしてみた。
アンケートでは、95%が「在宅勤務によって気になるようになった費用がある」と回答している。女性が100%「ある」で回答しているのに対し、男性の78.1%というのは、在宅勤務への意識の違いなのだろうか。
また、費用負担が気になるのはどんな点なのかという質問には、「そりゃ、そうだ」と「へぇ~」という回答がみえてくる。
男女ともに「電気代」(75.67%)に関する費用負担感を感じているという回答が1位となり、空調や照明、Wi-Fiなど日常の生活と切り分けにくい部分は、いたしかたないところだろう。
ただ、男性の2位は「コーヒーやお茶などの飲料代」(28.6%)、女性の2位は「トイレットペーパーやコピー用紙などの消耗品代」(36.1%)と、気になることに差が出る結果に。
在宅勤務で通勤がなくなるなどメリットを感じながらも、自己負担が増えてしまうモヤモヤとしたストレスをみんなが抱えているのは間違いないようだ。
上記のように、節約できているかの質問には、そのモヤモヤのとした不満やストレスの解決につながる方法が見つからないことが見えてくる。
その有効な対策として、今回の調査を実施した「株式会社WOOC」は、自社で運営するシェアオフィス「BIZcomfort」の利用など、シェアオフィスやコワーキングスペースなどの活用を提案している。
たしかに、充実したオフィス機能のシェアリングにより、在宅勤務でかかっていた“チリツモ”なコストを気にせず仕事に集中できるようになりそうだ。
多様な働き方が一層広がっていく時代において、手軽に自己負担を切り分けるのは重要な選択になるのかもしれない。
『在宅勤務の家計負担感と節約意識に関するアンケート調査』
【実施】株式会社WOOC
【調査期間】2021年7月15日~2021年7月19日
【調査対象】全国20代~50代の在宅でのテレワーク経験者300名
【調査方法】インターネットによるアンケート調査
※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合あり。