まだ食べられるのに……行き場を失った「食品」を救う「ボックス」が登場
サステイナブルな生活様式が一般的になりつつある現代においても、フードロスは依然大きな問題となっており、「TABI LABO」でもその事象について数度にわたって記事化してきた。
「国連環境計画」が発表した「UNEP Food Waste Index Report 2021」によると、2019年に日本で1人当たりが廃棄した食品は年間で約64kgにものぼるそうだ。
このようなフードロスを少しでも削減しようと立ち上がったのが、「ネスカフェ」などの製品でおなじみの「ネスレ日本」と、フードロス削減に向けたソリューションを開発、提供する「みなとく」。
©ネスレ日本株式会社
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6月17日から、北海道、東京、愛知、広島の4都道県の計5ヵ所で運用が開始されたのは、無人販売機「みんなが笑顔になる 食品ロス削減ボックス」。
取り扱うのは、納品期限を超過したことで出荷先が限定されてしまい、廃棄される可能性もある「ネスカフェ」や「キットカット」製品など。
基本的には賞味期限の11ヵ月前までの製品が販売対象となり、価格も通常よりもずっと安価。
購入も専用サイトから場所と商品を指定するだけで、あとは支払い完了後に発行されるワンタイムキーで、指定した食品ロス削減ボックスを解錠するという流れだ。
少しでも気になった方は購入を検討してみてはどうだろうか?
Reference: UNEP Food Waste Index Report 2021
Top image: © ネスレ日本株式会社