いま、イギリスで「卵子凍結」を望む女性が急増している理由

いま、イギリスで「卵子凍結」を希望する女性の割合が急増しているという。

昨年3月のパンデミック以降、クリニックへの問い合わせだけでも50%増、実際に施術した人の数もコロナ以前の20%ほど増しているそうだ。

このニュースを報じた、英女性総合誌「Red」オンライン版によれば、コロナ禍での出産に不安を覚えたり、リスクだと考える女性が一定数いるほか、この一年余りで変えざるを得なかったライフスタイルを理由に挙げる人も。

この一年出会いがなかった
パートナーとの時間をまずは大切にしたい
人生を謳歌してから出産したい

コロナによって失われた時間を取り戻すべく、卵子凍結を選択する。

将来の妊娠・出産に備えて、若いうちに質のいい卵子を凍結保管する「卵子凍結」。多様化する女性のライフプランキャリアを支える選択肢として、日本でも近年、注目度が高まっている。

現に、卵子凍結に関するセミナーを専門クリニックが開けばすぐ定員に達するそうだし、採卵から保存までクリニックと提携して凍結保存サービスを行う企業も登場。

もともと卵子の凍結は、ガン患者が放射線治療で不妊になるのを避けるべく実施されてきた歴史がある。凍結した卵子で妊娠できる確率は、数値だけ見ればいまだに低く、日本産婦人科学会はリスクの考慮が必要として推奨はしていない。

それでも前述のようにニーズはあり、医療テクノロジーの進化は徐々に妊娠の確率を高めてきてもいる。

先の見えない不安もある現状。それでも、「人生の主人公はいつだって自分である」ことを意識させられるイギリスの事例。ここ日本でも、不妊治療という領域を超えて女性の選択肢のひとつに、卵子凍結はなり得るのだろうか。

Top image: © iStock.com/Ada daSilva
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