平和に祈りをーー。「被爆した瓶」に歴史を感じられるアート展
長崎県に原爆が投下されてから今年で76年。
あの出来事をひとりでも多くの人に知ってもらえれば……という思いから、東京・神宮前「Popularity gallery & studio」にてアート展 「祈りの花瓶展2021-ナガサキを忘れない-」が開催される。
展示される「祈りの花瓶」は、2000~4000℃と言われる原爆の熱風を浴びて異様な形に変形した瓶を3Dスキャンし、長崎の波佐見焼で精密に再現したもの。
ボコボコとした手触りの瓶は、展示品ながら直接触ることが許され、触れることで原爆投下時の衝撃がどれだけのものだったのかを感じることができる。加えて、「祈りの花瓶」の製造過程と長崎の原爆遺構の風景を美しい映像作品に編集。
「平和の祭典」と呼ばれるオリンピックが開催されているすぐそばで、平和を祈るアート展が開かれる運びとなった。
コロナ禍で依然として先の見えない世の中。世界が混沌としてる時代だからこそ、このプロジェクトが「平和の大切さ」を世界中に発信していく。
開催期間は7月30日(金)から8月10日(火)。
なお、原爆が投下された8月9日の11時2分には、長崎平和祈念式典の中継とともに、黙とうをする企画を開催予定とのこと。
『祈りの花瓶展2021-ナガサキを忘れない-』
【会場】Popularity gallery & studio
【住所】渋谷区神宮前2-3-24
【日程】7月30日(金)~ 8月10日(火)
【時間】11:00〜19:00
【料金】無料
※会期中無休
※最終日は17:00まで。コロナ対策のため人数の入場制限あり。
※8月9日のみ、10:30オープン。11:02に長崎平和祈念式典の中継と共に、黙祷をする企画を開催。感染対策のため事前予約で10名限定。参加希望の方は、下記フォームより申し込みを。
【申込フォーム】https://forms.gle/BUNDu5Y9fS9TchpM8