ついにPCゲームが手のひらに!Steamのポータブル機が発表

持ち運べるゲーム機は色々ある。DSシリーズ、PS vita、Nintendo Switch……もはやスマホでさえ、ある種のゲーム機と呼べるような時代だが、やっぱりそのクオリティは据え置き機には敵わない。

さて、据え置き型の中でも、やはり理想はPCソフトも群を抜いて多いし、性能もいい。MODをはじめとするサービスも豊富だ。

「なら、なんで選ばないか? 難しいし持ち運べないし高額で買えないから」という人は少なからずいると思う。

でも、もしPCゲームポータブル機でプレイできるとしたら?

© steamdeck_official/Instagram

これは、あの「Steam」が発表したポータブルゲーム機「Steam Deck」。Steamが取り扱うPCゲームやソフトウェアを、ポータブル機で体験できるというものだ。

サイズは298ミリx117ミリx49ミリで、7インチタッチスクリーンを搭載。タッチ操作のほか、左右に備えられたトラックパッドジャイロ操作にも対応している。

容量は64GB、256GB、512GBの3段階から選ぶことができ、加えてmicroSDカードによって拡張が可能。もちろんHDMIイーサネットコネクタもついているため、据え置きのように大画面でプレイすることもできる。

やや大きいものの、見合ったスペックと機能性を有する「Steam Deck」は、PC専用ソフトや豊富なゲームを手のひらで体験できる夢のようなガジェットと言えよう。ただ、その有用性については意見が別れている様子。

というのも、自宅にゲーミングPCを備えているSteamユーザーにとっては、以前から親しまれている同期サービス「Steam Link」を使えば、出先での使用にも困らない、という実情があるのだ。

とはいえ、シンプルにガジェットとしてのスペックが高く魅力的なこと、さらにPCを持っていなくてもSteamの機能をフルに体験できるということから、一定以上の需要はありそう。

アメリカ、カナダ、EU諸国、イギリスにて予約の受付がはじまっており、12月に配送予定。日本での発売については明らかにされていないものの、対象地域の拡大は順次発表されていくとのこと。

賛否両論の「Steam Deck」は、“ポータブル機はPCに敵わない”という今までの常識を打ち破ることができるのか。実機の公開が楽しみだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。