【体験ルポ】上勝町「ゼロ・ウェイストホテル」にいってみた！

なるべく使い捨てのものは選ばないようにする、タンブラーを持ち歩く、コンポストなど普段から自分ができる範囲でなるべく環境に配慮した生活を心がけています。

そんな私がずっと行きたかった場所が、徳島県・上勝町（かみかつちょう）にある「ゼロ・ウェイストアクションホテル “HOTEL WHY”」。ついに夏休みを使っていくことができました！

ゼロ・ウェイストに興味がある私が、ゼロ・ウェイストに興味がない人ほどここに訪れて欲しい！と思ったので、その理由と上勝町の魅力をお伝えしたいと思います。

とにかく空気が綺麗でマウンテンビューが最高。芝生を歩きながら（アーシング万歳！）日の出を見たり、夜は本当にあたりが真っ暗なので満点の星空を楽しむことができます。流れ星がたくさん見れました。

朝ごはんはお弁当スタイル。山を眺め、太陽を浴びて、小鳥や虫たちのさえずりを聴きながら過ごす朝食タイムは至福のひととき。

エシカルアイテムが勢揃い（アイデアも！）

アメニティがecostoreの商品だったのは個人的に一番感動したポイント。

何かを購入するときはなるべく地球にも人間にも優しい商品を買いたい！だけど、実際そういう商品って決して安くない。買っても気に入らなかったらどうしよう......なんて思っていたアイテムがたくさんあってテンションが上がりました。

実際に使えるのは嬉しい！

上勝町で廃棄されたベッドをアップサイクルして作られたソファー、小さな窓を組合わあせて一面の大きな窓にアレンジ。ゴミの概念が変わる！とにかくこの建物を見てるだけでおもしろい。

お部屋にあるカーテンは端切れをつなぎ合わせてできているそうです。朝起きてカーテン越しに入ってくる陽の光がめちゃくちゃ綺麗で感動！

上勝町のごみ分別は13種類45分別。お部屋にゴミ箱はなく、滞在中は大まかに分別。そして、チェックアウト時にゴミステーションで45分別する体験ができます。

「コンタクトレンズって何ゴミ？入れ物は？蓋は？」

「フェイスパックって乾かさなあかんよな？」

そんなこと言いながら、お部屋にあった分別表をチェックしたり、それでもわからないことはホテルのスタッフの方たちに聞いたりして、人生で分別について一番考えた日でした。

これがわからないことだらけで楽しかった！

上勝町は他にも魅力がたくさん

正直、この大自然を見れただけで大満足。なのですが、ほかにも楽しいお店がたくさんありました。

いきなりカラオケ大会が始まっちゃう喫茶店や、素敵な鍛冶屋さんに出会ってキレッキレの包丁体験をしたり、外国の料理を地産のもので代用して提供しているバーでご飯食べながら地元の人と交流したり......とっても楽しい夏の思い出ができました。

上勝町ではレストランでおしぼりが出てこなかったし、お店にテイクアウト用のカップはなく、ボトルを持参すれば提供してもらえるなど、日本での普段の生活ではなかなか出会わないシチュエーションが多々。そんな体験も普段の生活をちょっと見直すいいきっかけになりました！

私は現在、和歌山で田んぼと山に囲まれて暮らしていますが、帰ってきて夜空を見上げたら空の明るさが上勝町とは全然違っていて、なんだか悲しくなりました。

こんな感じで終始感動し、考え、学びを得て、とってもいい３日間。

エコな暮らしに興味がある人はより深く、あんまり興味がない人も、きっと何かを感じられる......そんなゼロ・ウェイストな夏休みの体験レポートでした。

『上勝町ゼロ・ウェイストセンター（WHY・ワイ）』
【住所】徳島県勝浦郡上勝町大字福原字下日浦94番地4
【アクセス】徳島空港から車で1時間5分
【公式サイト】http://why-kamikatsu.jp/