毎年、日本の面積の1/3が「砂漠化」している現実を、あなたは、どう考える?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

砂漠化および干ばつと闘う国際デー

今日6月17日は、地球の砂漠化を防止し、干ばつなどの被害から世界を救うために、人々の意識の向上を目的に「国際連合」が定めた「砂漠化および干ばつと闘う国際デー(Desertification and Drought Day)」です。

ここでいう“砂漠”とは、世界4大砂漠(サハラ砂漠、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠、リビア砂漠)のような、多くの人がイメージするであろう乾燥しきったさらさらの砂やごつごつした岩山などで構成されたものだけでなく、生物多様性を失った、または失いかけている土地を指す言葉です。

2015年、国連事務総長が世界に発信したメッセージには、こうあります。

世界中で毎年1200万㎡(ヘクタール)の耕作地が劣化しています。

これはベナンやホンジュラスの国土面積に匹敵します。

土地の使用方法を変えなければ、将来の食料、淡水、バイオ燃料、

都市成長のニーズを満たすために、

毎年、ノルウェーの国土と同じ大きさの土地を

新たな農地に転換しなければならなりません。

毎年、日本の国土の約1/3が砂漠化しているという現実を、あなたは、どう受け止めますか──?

Top image: © iStock.com/janniwet
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