「じつは、投資やってます」。みんなは資産運用どうしてる?

なんだか最近、周りで耳にする機会が増えてきた「投資」のハナシ。

ひと昔前までは、どこか遠い、経済とか金融に詳しい人たちの世界かと思っていたけれど、友だちの動きを見ていると「ポイント投資」や「積み立て投資」に挑戦している人も増えていて、少しフシギな感覚。

ところでみんな、いつの間に始めたの……?

01.
「カフェオーナー兼バリスタ」のなぎささんが
2ヶ月前から投資を始めたワケ

なぎささん(30歳)。東京・武蔵小山のカフェ「VAN LIFE COFFEE」オーナー。他店でのバリスタや、投資関連企業のデスクワークも兼務するなど、個人事業主として複数の仕事を掛け持ち中。

なぎささんは、どんなきっかけで投資を?

なぎささん

パートナーが投資系アプリの開発をやっていたので2年前くらいから興味があったんですが、実際に始めたのは2ヶ月前です。

理由は2つあって、まずは「やりたいこと=お店の経営」を安定して維持するため。もうひとつは、できるだけ「好きなことに費やす時間」を確保するため。

今までは自分の体や時間を使う働き方をしてきたけど、これからは生活費やプライベートにかかるお金をもっと効率よく稼ぎたいと思って、そのひとつが投資かなと思ったんです。仕組みや構造を自分でつくりたいなって。

ハードルは高く感じなかったですか?

なぎささん

最初はリテラシーも低かったし「初期費用がかかりそうだな」と不安もありました。

ただ私の場合は周りに精通している人がいてすぐ聞ける環境でしたし、半年ほど前に働き始めた副業先が投資のセミナーを提供している企業だったので、仕事をしながら自然と知識が身につきました。

勉強しなきゃ! というよりは、たまたまそういう環境が身近だったのはラッキーかもしれませんね。

一度スタートしたらそこから先は案外難しくなかった、という印象です。

投資をきっかけに、理想のライフプランへ近づいてますか?

なぎささん

一番は、自分の時間が増えたこと。

以前は副業先で9H(9:30-18:30)働いてたんですが、いまは5H(9:30-15:30)と、時短の調整ができるようになりました。

トータルの収入を変えずに4h分の空きができたことで「やりたいこと・好きなこと」に時間を使えるようになったのがメリットですね。

なぎささんのように、理想のライフスタイルを実現するために「働き方」と「投資」のバランスを取るのも、これからの時代には必要な選択肢ではないでしょうか。

 

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02.
1年前からつみたて投資をスタート。
人材会社勤務、皓平さんのライフプランとは?

中丸皓平さん(33歳)。人材会社にて企画職を担当。現在はリモート中心の勤務ながら、週5で働く正社員。2020年12月まではフリーランス歴も。

皓平さんは、どんなきっかけで投資を?

皓平さん

約1年前ですね。当時は会社員からフリーランスになったときだったんですが、案件が途切れてキャッシュが減っていくタイミングがあり……それで資産形成の必要性を痛感しました。もともと投資には興味があり、そのタイミングで。

あとは、周りがどんどん株や投資に挑戦していて、焦りもありました。20代の頃、当時の同期が給与をすべて投資しているのを横目で見たり(笑)。仮想通貨に詳しい友人も多くて、さすがに30代になってから本気で考えはじめましたね。

ハードルは高く感じなかったですか?

皓平さん

僕はつみたてNISAをしているんですが、リテラシーがない状態でもリスクが少なく、少額からできそうなものを選びました。独学で勉強したり友人に聞くなかで「長期的には伸びていく」という期待もありました。

僕は月3万円からスタートしましたが、もっと少額から取り組めるものもあります。小さな一歩でも、いざ始めてみると他の種類の投資や株、仮想通貨もできるかもという自信がついてきて、視野が広がったのが一番大きいですね。

もっと早く、20代からはじめておけば良かったと後悔しています(笑)。

投資をきっかけに、理想のライフプランへ近づいてますか?

皓平さん

将来が不安だからこそ、心理的安全性を保つためにも稼ぎの手段を複数持っておきたいなと感じます。

一本足で立つのではなく、正社員としての収入がありつつも、副業や資産運用を安定させることにチャレンジしたいですね。

幸いにも、友人に企業で責任あるポジションを務めている方も多く、なかには投資関係にとても詳しい方もいます。そういった方たちにもご相談していけたらなと思っています。

皓平さんのように、本業だけにとらわれず、数年後を見据えた「資産形成」や「ライフプラン」のために投資をスタートする人も増えている昨今。「20代のうちからはじめておけば良かった」と言葉は、今だからわかる本音でしょうね。

 

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03.
10年後の自分のために。
フリーランス miyakoさんにとって投資とは?

miyakoさん(29歳)。フリーランスのソーシャルグラフィックデザイナーとして、グラレコ、コミュニティマネージャーなどの仕事で活躍中。

miyakoさんは、どんなきっかけで投資を?

miyakoさん

新卒で入った商社で経理を経験したのでアンテナは高いほうだったんですが、口座を開いてから3年くらいは放置していて……本格的に始めたのは2020年の4月からです。

私、小さい頃から日経を読むのが習慣でして(笑)、昨年コロナの影響で株価が暴落したのを知って、改めて経済視点で体感を持って社会を学びたいなと思ったのがきっかけです。あとは、フリーランスになって収入や支出を自分で把握するようになったのも大きい変化でした。

ハードルは高く感じなかったですか?

miyakoさん

身近に聞ける人がいましたし、逆に障壁だと感じない金額からスタートしました。普段は金融系の話ができる知人を増やして情報が入ってくるような工夫をしたり、本や漫画でインプットしています。個人的には『インベスターZ』っていう漫画がおすすめです!

浅くてもいいから、金利などを含めた市場の動向を理解していたいと思ってます。新規事業の支援をするような仕事に関わらせてもらうことも多いので、経営レイヤーの方に提案やお話する際にも困らないように、と思って学んでいます。きっとそれが新しいお仕事にもつながるので。

投資をきっかけに、理想のライフプランへ近づいてますか?

miyakoさん

最初は社会動向に興味をもつために始めたけど、気がついたら、いちユーザーとして応援したい企業への投資が増えていった感覚はあります。

普段、自分が使っているプロダクトや企業に期待や信頼を込めて投資したいなって。私はとくに、エシカル、フェムテック、水素、語学学習アプリなど、自分も興味を持っていて、これから伸びそうな企業を応援したいと思っています。

ライフプランを考えるうえで「お金」は避けられないテーマですよね。お金周りの話は「パートナーにすらオープンに相談できない」という子たちもけっこういて、個人的にはもっと女子会で投資系の話が気軽にできたらいいなと思ってます。

10年後の自分の身を守れるのは自分。そう思ってこれからも「お金の知識」を大事にしていきたいです。

投資は本を読むのと同じ感覚で「自己投資の一部」と語る、miyakoさん。いつなんどき仕事やキャリアが転換するか分からないからこそ、自分にとって意義あるものとして、楽しみながら投資と向き合っている姿が印象的でした。

 

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データを見ても納得。
ポイント投資は20〜30代が積極的!

お金を使わず、エポスポイントを使って投資がはじめられる「tsumiki証券」では、とくに2021年の春からミレニアル世代やZ世代のユーザーが増加中とのこと。

4月〜6月の直近利用者区分を見ると、なんと44%と半数近くを20代が占めていて、続いて30代が33%を占めているそうです。

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