100%リサイクル可能へ!「BMW」が描く2040年のクルマのあるべき姿とは?
サステイナビリティの要素は今後の社会で欠かせないファクター。その姿を表現すべく、2040年の開発を想定した純EVのプレミアム4シーターを「BMW」が先日発表した。
それが、今月開催された「ミュンヘン・モーターショー」で公開されたコンセプトカー「i Vision Circular(iビジョン・サーキュラー)」だ。
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独創的なプロポーションとディテールを備え、SF的なルックスをもつ同車。
構造において合成材料や接合部の使用を避け、100%リサイクル素材により造られている。そのため、乗用しなくなったあとの分解を容易にして、すべての素材の再利用できるという。
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「BMW」のトレードマークともいえるギドニーグリルを、ヘッドライトと一体化したグラフィックに置き換えるなど、構成部品や使用素材の数、そして表面仕上げといった工数を削減。タイヤは、サステイナビリティに配慮して栽培された天然ゴム製のものを使用している。
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質実剛健なイメージのある「BMW」が描くカーボンニュートラルな純EV。
循環型経済(サーキュラー・エコノミー)の原則に沿い、再考、削減、再利用、リサイクルといった循環型の設計思想を表現した「i Vision Circular」は、約20年後という、そう遠くない未来のスタンダードとなり得るのかに注目したい。
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