武道館公演は「一流の証」のナゾ

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

日本武道館が開館した日

柔道のメダルラッシュや空手の鬼気迫る演武、先のオリンピックで会場となった舞台といえば、ご存知「日本武道館」。

“日本武道の聖地”として建設がスタートしたのも、やはりオリンピックのためでした。1961年、柔道が1964東京オリンピックの正式競技に決定すると、柔道愛好家の超党派議員らが「国会議員柔道連盟」を結成。東京の中心に世界に誇る武道の大殿堂をつくろうと政府、財界、国民に呼びかけました。

建設は天皇陛下の御下賜金のもと、国費と国民からの寄付およそ20億円をかけて進められ、1964年10月3日、開館式を迎えました。天皇皇后両陛下をお迎えしての「演武始めの儀」では、弓道、相撲、剣道、柔道が執り行われたそうです。

といった具合に武道館といえば、武道。なはずなんですが……一方でロックや音楽の聖地としての意味合いが強い。これってナンデ?

きっかけは開館から約2年後の1966年に訪れます。世界を席巻したビートルズが来日。3日間の公演が日本武道館で行われました。一大センセーションを巻き起こしていたビートルズ。

でも、当時は「汚らしい長髪で不良の象徴エレキギターをかき鳴らすグループのコンサートに武道館を使用させるとは言語道断」といった論調が強く、決定までには紆余曲折があったそうですよ。

以来、あのビートルズが立った舞台に自分もと、ミュージシャンたちが武道館でのライブを夢見、いつしか“憧れの地”での演奏は、一流ミュージシャンとしてのステータスになったとかならないとか。

ところで、今日までに単独公演を行ったミュージシャンは600組近いそうで、なかでも最も武道館のステージに立ったアーティストといえば、熱狂的なファンに支持される矢沢永吉。次いで松田聖子、エリック・クラプトンが第3位だそうですよ。

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