身分証不要の時代へ!「Apple Wallet」に免許証をIN!
Appleが今月初め、米国のいくつかの州と協力して、州内の住民が運転免許証やその他の正式なIDをiPhoneやApple Watchに入る「Wallet」に安全に追加できるようなる機能の追加を発表した。
この機能は、6月の世界開発者会議(WWDC21)で、iOS15やwatchOS8の新機能として、以前より予告があったもの。
デジタル運転免許証の国際標準規格「ISO 18013-5 mDL」に対応しており、米運輸保安庁(TSA)の保安検査場でも、iPhoneやApple Watchをかざすだけで本人確認が完了するようになるようだ。
革新的な機能がまず初めに対応するのは、アリゾナ州とジョージア州の2州。続いてコネチカット州、アイオワ州、ケンタッキー州、メリーランド州、オクラホマ州、ユタ州で、同様の機能が利用可能になるらしい。
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Appleは、この技術に関して、高いセキュリティで保護されていることを強調しており、IDを物理的な財布に入れて持ち歩くより安全であると説明している。
身分証確認時には、Face IDまたはTouch IDの認証が必要で、iPhoneの画面を見せたり、本体を渡す必要も無いとのことだ。
たしかにパスポートなどの身分証を旅行時にも持ち歩くのは、セキュリティ上安全な方法でないことは明らか。日本での対応に関してはまだ明らかになっていないが、これは意外に早く実現するかもしれない。
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