世界初!巨大ハリケーン内部のビデオ撮影に成功

2016年、惜しまれながら幕を閉じた「東京ディズニーシー」のアトラクション「ストームライダー」。

ストームの研究・予知・コントロールをおこなう「気象コントロールセンター」から、最新鋭の航空機「ストームライダー」に乗り込んで“台風の目”を見に行くあのツアーが……。

2021年、水上ドローンになって帰ってきた!?

このほど、米「Saildrone社」が手がける無人水上艇「Saildrone Explorer」が、世界で初めてハリケーンの渦中から撮影した映像が公開された。

© saildrone/YouTube

時速125マイル(約200km)の凄まじい暴風と、50フィート(約15m)の荒波の正体は、カテゴリー4のハリケーン「サム」だ。

強風下での運用に耐えうる「ハリケーン・ウイング」を装備しているとはいえ、非常に強い台風の中を24時間体制で航行するという、過酷すぎるこのミッション。

その目的は、ハリケーンの物理的データを集めて「米国海洋大気庁(NOAA)」や研究所の予測モデルを改善し、より早く沿岸住民に危険を知らせられるようにすること。

気になる水上ドローンの安否は……なんと無事

全長23フィート(約7m)のボディで、自らのほぼ2倍の高さの波にもマケズ、アメリカ東海岸を渡りきってみせた。

ストームライダーのようにストーム消滅ミサイルは打てないけれど、ここで収集されたデータはきっと、人類がハリケーンに立ち向かう一手になるだろう。

© Saildrone Inc./vimeo
Top image: © Maximillian cabinet/Shutterstock.com
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