ハーバード大、ついにUFO調査に乗り出す

地球外生命体は実在するのか——。

科学が始まって以来、議論され続けてきたこの議題。長年NASAをはじめとする専門機関によって研究されてきたが、このたびついに、あのハーバード大学が研究に乗り出したようだ。

「The Galileo Project」なるこのプロジェクトの目的は、地球の外の技術や文明(=ETCs)の痕跡を探すこと。

過去の研究から個人体験、噂や都市伝説までも幅広く調査し、学内のみならず多様な大学や機関との連携を行うそう。

それにしても、なぜこのタイミングで発足したのか。その背景には、3年前のある出来事が関係しているようだ。

2017年10月19日、マウイ島の天体観測望遠鏡が異様な天体を観測。「Oumuamua(オウムアムア)」と名付けられたそれは、太陽系に存在するものとは著しく性質が異なっており、“恒星間天体”であることが判明。

恒星間天体とは、別の恒星系から来た天体のことで、その異質さに研究者の間で議論が勃発。ハワイ大学などの国際研究チームは「オウムアムアは天然の天体である」と発表した一方で、著名な天文学者であるアヴィ・ローブがこれに反対。

ローブによると、「オウムアムア」はなんと“地球外文明からの探査機”であるというのだ。一見信じがたいような話だが、ローブはハーバード大学の天文学部長を歴代最長で務めた重鎮で、説得力はありそう。

© NASA/Pinterest

イメージ画像をみるだけでも、確かにその様態は“異様”そのもの。これが太陽系の外から飛んできたというのだから、その怪しさはなおさらだ。

真相は謎だが、なんだかスケールが大きそうな話。これを発端として、ハーバード大学が研究に乗り出したというわけだ。

「Galileo Project」は、このローブの説を派生させたもの。未確認飛行物体や、太陽系に残された「オウムアムアに似た物質」の調査が目先の目標とのこと。

掲げられた「Daring to Look Through New Telescopes」というスローガンからも、既存の定説に囚われないという意思が感じられる。

成果が上がるかはまだわからないが、いずれにしても興味深い研究だ。もしローブの説が立証されれば、「宇宙人は実在する!」というSFファンには感涙ものの事実が証明される。

常識が覆される……まさしくその瞬間が迫っているかもしれない。ロマンあふれる「Galileo Project」の、今後の動向とその成果に期待しよう。

© The Galileo Project/YouTube
Top image: © vchal/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。