仮想現実を活用した「DV被害者への支援方法」とは?
新型コロナウイルスとともに生きなければいけない生活様式、いわゆるコロナ禍になってから、ドメスティックバイオレンス(DV)に関する相談件数が増えているという。
ストレスが増加したせいなど、その理由はさまざま語られているが、決定的な解決策は未だに見出されていない……。
そんななか、タイのDV被害者支援団体は、仮想現実を活用し、新しい手法で「すぐに相談すること」を呼びかけている。
彼らは「The Museum of First Time」というバーチャルミュージアムを作り、DV被害者の追体験を可能にしているのだ。
ウェブサイトの案内に従っていくと……そこには一通の手紙が。Airという女性の過去をもとに家の中で起きた出来事を知られるようになっている。
そして、最後には「すべてのドメスティックバイオレンスは1回では終わりません」というメッセージを発信するとともに、少しでもAirと同じような体験をしている場合はすぐに相談するように呼びかけている。
DV被害は本人がそれとは気づかずに苦しんでいる場合もあるという。このような状況をなくすために、仮想現実を活用するのは非常に有効な手段といえるのではないだろうか。
DV被害をゼロにするために、今後も多くの取り組みが実施されることを切に願いたい。
ウェブサイトはこちらからチェック。
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