性犯罪。「どうして被害者を責めるの?」

数々の女優が被害を受けたと名乗り出て大きな騒動となっている、米映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインのセクハラや性的暴行疑惑。アンジェリーナ・ジョリーやグウィネス・パルトローも被害を受けたことがあると名乗り出ている。

ビッグネームの2人が声をあげたことで、言うまでもなくさらに波紋が広がったのだが、このニュースを報じた「The New York Times」の記事に寄せられたあるコメントが、同じく話題を呼んでいる。

問題の本質を訴えるコメント

「被害女性を批判するたくさんのコメントを見て、がっかりしています。そのような人は、これまでのキャリアで同じような状況に出くわさなかったことを、むしろラッキーと思うべきです」

 

「被害にあった女性は、自尊心を傷つけられて恥ずかしい思いをさせられただけではありません。もし打ち明けていたら、彼女は解雇されていたかもしれませんし、“感傷的すぎる人”と見られていたかもしれません。ジョリーもパルトローも彼を受け入れませんでしたが、もし彼女たちが打ち明けていたらどうなっていたか想像してみてください。メディアに責められていたことでしょう!『なんてことだろう。汚くて年老いた男に誘われたなんて。彼を拒否して前へ進んだはずなのに、何で騒いでいるの?』と」

 

「Brad Pittは両方と付き合ったことがあるに、世間に対して声をあげていません。なぜこれについては見過ごされるのでしょう。男性の行動を女性が監視する必要などありません。私達は服従を強いられる世界で、できる限りのことを既にしているのですから」

 「問題の本質」を考えさせ
二次被害の阻止にも

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前述の読者からのコメント、捉え方は個人によって違うと思う。しかし、この考えは女性が受ける性犯罪を根本的に防ぐことに、少なからず繋がるのではないかと思う。

残念なことに「性的な嫌がらせを受けた」と訴える女性に対し、「夜遅くに歩いていたからじゃないか」とか「男性が勘違いするような事を言ったんじゃないか」など、根拠のない否定や非難がしばしば聞こえることがある。

これは二次被害と呼ばれ、発言した本人は助言や意見を述べているだけという無意識の場合もある。でも、その無意識が被害者を傷つけることにもなるのだ。

女という性をうけて生まれただけで、窮屈に生きなければいけないのだろうか?そうではないだろう。

「子ども時代、10代、大人になっても、そして52歳の今でも、私の人生には時々“ハーベイ・ワインスタイン”が現れる」

「『どのようにして女性は自分達を守るべきか』ではなく『どのようにしたら女性を傷つけない男性を育てることができるか』について話す必要がある」

この2つの意見は、先ほど紹介したコメントに寄せられたもの。現代社会にも深く根を張っているこの問題。まだまだ焦点を当て、解決していく必要がありそうだ。

これ以上、被害者を増やさないために。

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